花咲徳栄 決勝進出 「海」と「空」で秋春王者・昌平を撃破

[ 2023年7月27日 05:25 ]

第105回全国高校野球選手権埼玉大会準決勝   花咲徳栄7―6昌平 ( 2023年7月26日    大宮公園 )

<昌平・花咲徳栄>5回、適時二塁打を放つ花咲徳栄・斉藤(撮影・大城 有生希)
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 花咲徳栄が「海と空」のコンビで、秋春王者の昌平を撃破した。2―3の5回に2死から一挙3点を奪って逆転。右翼線に勝ち越しの2点二塁打を放ったのが6番・斉藤海(かい=3年)で、直前に同点適時打を打ったのが5番・増田空(そら=3年)だった。

 斉藤は「勝利に貢献できて名前を残せたかなと思う」と喜ぶ。「海」の由来は両親の「心の広い人間になってほしい」という願いから。同僚から「海」と呼ばれているが5番・増田のことは「空」ではなく「マッスーと呼んでいます」と笑う。地元の岡山にいる家族はこの日はテレビ観戦。グループLINEに「俺、打つから」とメッセージを送っていた。

 4年ぶりの優勝を懸け28日に浦和学院と決勝を戦う。岩井隆監督は「埼玉の最後の試合。恥じないような試合にしたい」と誓った。
(神田 佑)

 ≪プロ注目捕手の夏、終戦≫昨秋と今春の県大会王者の昌平が花咲徳栄に屈し、春夏通じて初の甲子園への道が閉ざされた。「4番・捕手」でプロ注目の斎藤陽貴(3年)が3―6の7回に2点三塁打。2安打2打点と活躍したが、5―7の9回は無死一、三塁で左飛に倒れて「最後に打てなかったのが悔しい」と目を赤くした。強豪がひしめく埼玉で実績を積み上げてきたチームの主将は進路について「大学の方でと考えている」と明かした。

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