横浜 微妙判定でV3ならず 村田監督「負けたというより…」

[ 2023年7月27日 05:29 ]

第105回全国高校野球選手権神奈川大会決勝   横浜5―6慶応 ( 2023年7月26日    横浜 )

<慶応・横浜>逆転で慶応に敗れた横浜ナイン(左は村田監督)(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 1年夏から横浜のエースを担ってきたプロ注目の最速147キロ左腕・杉山が力尽きた。9回に逆転3ランを被弾。3大会連続の夏の甲子園出場はならず「とても悔しい。野球は続けるので、悔しさをバネに頑張りたい」と語った。

 5―3の9回無死一塁から併殺を狙ったプレーが「オールセーフ」となり、試合の流れが変わった。遊撃・緒方が二塁に触塁できなかったというジャッジに伝令を通じて2度も確認を求めた村田浩明監督は「負けたというより後味が悪い。なんか違うんじゃないかと。ここ(三塁側ベンチ)から見ても余裕のアウト」と不服の表情。緒方には「お前は絶対に踏んだ」と伝えた。

 微妙な判定に泣かされたが、選手は最後まで全力プレー。指揮官は「この舞台を存分に楽しんでくれた。誇りに思います」と語った。

 ○…98年に横浜のエースとして甲子園で春夏連覇を果たした松坂大輔氏(本紙評論家)がネット裏から観戦。母校は惜しくも敗れたが「素晴らしい試合だったと思います。今日、見に来た野球ファンの人たちも素晴らしい雰囲気をつくってくれたと思います」とコメントした。自身も背負った背番号1で熱投した杉山には「これから先も楽しみな投手です」と期待した。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年7月27日のニュース