DeNA・バウアー 後半戦初登板で7回1失点 味方の拙守にも吠えずに平常心投球

[ 2023年7月27日 20:33 ]

セ・リーグ   DeNAー中日 ( 2023年7月27日    バンテリンD )

<中・D>5回、ピンチで宇佐見を三飛に打ち取り、打球を指さすバウアー(撮影・椎名 航)
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 DeNAのトレバー・バウアー投手(32)が27日、バンテリンドームで行われた中日戦に先発登板し、7回1失点の投球を見せた。

 バウアーは20日に行われた「マイナビオールスターゲーム2023」第2戦(マツダ)では4回から全セの3番手で登板。投球の直前に左手のグラブで球種を予告した上で投じて、1回を3安打2失点。それでも24球の全予告投球で球宴のマウンドを満喫した。

 “お祭り登板”から7日。後半戦初のマウンドでは真剣モードで気迫の投球を見せた。初回にいきなり安打と犠打で1死二塁のピンチを招くと、3番・宇佐見に中堅後方への大飛球を打たれた。先制点献上を覚悟した中で、桑原がフェンスに激突しながらキャッチするビッグプレーに救われた。

 2死三塁となり、打席に迎えたのは4番・細川。球宴では試合前恒例の本塁打競争で細川の名前入りタオルを掲げて応援した“ファン”だが、きっちりと空振り三振に仕留めて無失点で切り抜けた。

 2回にも先頭に安打を許し、2死一、二塁のピンチで9番・メヒアを空振り三振に斬った。宮崎の先制2ランで援護をもらった3回はこの試合初めての3者凡退に抑え、4回も先頭の細川を空振り三振、大島を一ゴロとリズムよくアウトを重ねた。2死から安打を許したが後続を二ゴロに抑えて反撃を許さず。

 勝利の権利がかかった5回。安打、犠打、暴投で1死三塁とすると、岡林の遊ゴロを京田が本塁へ送球。タイミングはアウトだったものの、送球が高くなったためタッチが遅れてセーフに。さらに2死一塁から、またしてもバウアーが暴投。この暴投で一気に三塁まで進塁されてピンチを広げたが、宇佐見を三飛に抑えて最少失点で切り抜けた。

 6回には最大のピンチが待っていた。先頭・細川の打ち取った三ゴロを宮崎が一塁へ悪送球。無死二塁から大島のセーフティ気味のバントを宮崎が捕球し、一塁へ送球も間に合わずセーフとなる記録には残らないミス。味方の拙守にもバウアーはイラつきを見せずに、ビシエドを空振り三振、高橋を二ゴロの併殺で見事切り抜けた。

 バウアーは7回を投げて114球、6安打1四球6奪三振1失点の好投でマウンドを降りた。

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