阪神・糸原“得点圏の鬼”健在!6回適時打で今季得点圏打率・500「自分らしいバッティングができた」

セ・リーグ   阪神2－4ヤクルト （ 2024年5月17日    甲子園 ）

＜神・ヤ＞6回、糸原は適時打を放つ（撮影・平嶋　理子）
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　阪神・糸原の勝負強さは健在だった。3点劣勢の6回2死一、三塁。カウント2―2からの5球目だ。代わったばかりの2番手・丸山翔が投じたスライダーを見事に仕留めた。

　「とにかくもう1点という気持ちでした。泥くさい自分らしいバッティングができた」

　中前へと運ぶ適時打で今季の得点圏打率は・500（12打数6安打）まで上昇した。“得点圏の鬼”が放った一打を最後にチームは無得点が続いた。それでも相手の勝ちパターンを投入させた意味は大きい。

　三塁のレギュラーだった佐藤輝が15日に出場選手登録を抹消となった。その状況で存在感はさらに際立ち、今後のアピール次第では定位置を奪える可能性も十分だ。試合後に、8年目の31歳は「頑張ります」と短い言葉に闘志を込め、クラブハウスへと引きあげた。