京都翔英・小笠原 4安打3打点!初の聖地へ「チームが勝つためだけを考えて。負けたら4番の責任」

[ 2023年7月27日 05:00 ]

第105回全国高校野球選手権京都大会準決勝   京都翔英13―6立命館 ( 2023年7月26日    わかさスタジアム京都 )

<京都翔英・立命館>4回、逆転の右適時打を放った京都翔英・小笠原(撮影・岸 良祐)
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 京都から初の聖地を目指す左の大砲も、火を噴いた。通算28本塁打を誇る京都翔英・小笠原蒼(3年)が、4安打3打点と打線をけん引。チームを7年ぶりの決勝へと導いた。

 「最終打席の感覚は良かった。構えの時に背筋を反るイメージを持って打席に入れている」。大当たりの一日だった。第2打席の右中間二塁打を皮切りに二塁手のグラブを弾く右前2点打、左前打と安打を重ねた。最後は8回2死一、二塁からコールド勝利を決める中越え適時二塁打を放ち、試合を締めた。

 高校通算140発の花巻東・佐々木麟太郎が甲子園出場を決め、広陵・真鍋慧も一発。いずれも一塁手、左打者、長距離砲と自身との共通点が多いが、小笠原は「2人はケタが違いすぎます。真鍋くんの打球の上がり方を練習試合で見た時、これが本物なのだなと感じた」と持ち上げる。その上で、続けた。

 「チームが勝つためだけを考えて。負けたら4番の責任。決勝も相手がどうこうではなく、自分たちのやることをしっかりやる」。立命館宇治とは昨秋、今春にも対戦して1勝1敗。最後の夏、自らのバットで決着をつける。(松本 航亮)

 ◇小笠原 蒼(おがさわら・そう)2005年(平17)10月20日生まれ、愛知県豊田市出身の17歳。小学1年時に山之手少年野球クラブで野球を始めて捕手。中学では愛知港ボーイズに所属して投手と一塁手を務めた。京都翔英では1年秋に背番号13でベンチ入りし、2年夏から背番号3。50メートル走6秒8。1メートル80、96キロ。右投げ左打ち。

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