神戸大 72歳誕生日・西谷監督に「誕プレ」勝ち点1 4番抜てき駒寿主将が2点打「ほっとした」

[ 2023年4月26日 20:30 ]

大学野球近畿学生野球3回戦   神戸大10―4和歌山大 ( 2023年4月26日    南港中央 )

<神戸大・和歌山大>今季初の勝ち点を獲得し、観客席に向かって右拳を握る西谷仁孝監督(右)(撮影・河合 洋介)
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 神戸大が今季最多10得点を挙げて、西谷仁孝監督の72歳の誕生日に勝ち点1をプレゼントした。

 同監督の起用が当たった。3回に1点を勝ち越し、なおも無死満塁。この絶好機で今季初めて4番を託された主将・駒寿諒真(4年)に打席が回った。「何とか一本打ちたいと思い、思い切って直球を振りにいきました」。1ボールからの直球を捉えて左翼フェンス直撃の2点二塁打とし、一挙7得点の猛攻を呼んだ。

 「リーグ戦の前半は、結果も出ていなかった。何とか監督に勝ち点をプレゼントできて、ほっとしています」
 監督の采配が流れを呼んだ。1―2の2回1死一、三塁では、重盗を成功させて同点。バスターやエンドランなどを仕掛け続けたことで、3回には相手の3失策を誘って一挙7得点が生まれた。

 西谷監督は昨秋のリーグ戦終了後に指揮官に就任し、攻守ともに攻め続ける姿勢を求めてきた。自身の誕生日に積極的な姿勢を見せてくれたナインを見つめて、「選手がミスをせず、相手に重圧をかけてくれた。なかなか勝てなかった和歌山大からの勝ち点は画期的なこと。よくやってくれました」と称えた。

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