巨人・戸郷がリーグトップタイ3勝目 5回一挙4失点を反省「いやぁ~最初まで良かったんですけどね」

[ 2023年4月26日 22:26 ]

セ・リーグ   巨人8―4阪神 ( 2023年4月26日    甲子園 )

<神・巨>8回1死一、三塁、3ランの長野(左)を笑顔で迎える戸郷(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 巨人の戸郷翔征投手(23)が阪神戦(東京D)でリーグトップタイとなる今季3勝目(1敗)をマークした。

 前日25日の同戦がチームにとって2021年7月2日DeNA戦(神宮)以来の雨天中止となり、プロ初のスライド登板。戸郷にとっては8回途中7安打2失点と好投するも打線の援護に恵まれず今季初黒星を喫した18日のDeNA戦(長崎)以来中7日でのマウンドとなった。

 すると、いきなり巨人打線が爆発。初回に主砲・岡本和の適時打で先制すると、3回には岡本和の2打席連続適時打で2点目が入り、戸郷も自ら今季初安打初打点となる適時打を放つなどこの回一挙4点を挙げて5―0と大量リードを奪った。

 だが、一方的な展開かと思いきや、戸郷が5回に突如崩れる。4回まで1安打に抑えていたが、5回先頭の6番・佐藤輝に内角直球を右中間スタンドへ運ばれ1号ソロとされると、ここからまさかの5連打などで一挙4失点。あっという間に1点差に詰め寄られた。結局、7回途中6安打4失点で降板したが、8回に代打・長野が巨人復帰後初アーチとなる代打3ランを放って逃げ切り、3勝目をものにした。なお、試合前にリーグトップの0.89だった防御率は2.03となっている。

 試合後、戸郷は「いやぁ~最初まで良かったんですけどね。4失点ていうのはね、まぁチームも8点取ってくれたから運よく勝てたので。そこがこれからの課題かなと。急に崩れちゃったら。そういうのがなくなればもっといい勝ち方できるのかなと思いますけど」と反省。5回の投球については「いいところも打たれたのはありましたけど、ボール球も使いながら探りながらいけたらもっといい配球ができたんじゃないかなと思います」と振り返った。

 今季初安打初打点に「せっかくヒット打ったのに」と悔やみながらも「まぁ、一番いいものは白星だったので、そこをとれたのは良かったと思いますけど、反省点の方が多かったので、今日の勝ちは野手の方に本当に感謝しています」という戸郷。甲子園の雰囲気については「楽しいですよ、好きですよ。その分やっぱり点取られたらこの雰囲気になるのでね、もっと楽に勝つって言い方はね、正しくないですけど…なんていうのかな、もっといい試合運びができたらなと思います」と話していた。

 ▼原監督 うちのエースですので。リズムよくテンポよくね。そこが打線にも影響があったかもしれませんね。

続きを表示

この記事のフォト

2023年4月26日のニュース