ピッチクロック違反が減少、17日から23日の1週間は1試合平均0・66件 61%の試合で違反なし

[ 2023年4月26日 10:05 ]

ピッチクロックの残り時間を示す掲示板(AP)
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 ピッチクロック違反が4月、着々と減少していると25日(日本時間26日)ESPNのジェフ・パッサン記者が報じている。

 昨季のマイナーでも4月中に選手が慣れたことによって違反が減り、シーズン最後の5カ月は1試合平均0・53件だった。今季のメジャーではオープン戦から採用し始めたことで、オープン戦最初の1週間は試合平均2件多かったが、開幕後は少なくなった。開幕から最初の3日間は試合平均0・89件、4月3日から9日は少し上がって0・93件、10日から16日は0・64件、17日から23日は0・66件。17日から23日は61%の試合で違反がなかった。

 パッサン記者は「今後この数字が再び顕著に高くなる可能性は少ない」と指摘する。理由は選手はルールを知っているし、新しいゲームのペースに慣れてきたからだ。打者は打席内で1度のタイムアウトをどう使えば良いかわかっているし、ベンチも捕手やコーチがマウンドに行くタイミングを把握してきた。浸透してきたことで、投手が投げる時のピッチクロックの残り時間は、走者がいない時で6秒6、走者がいるときは7秒7と余裕を持てている。

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2023年4月26日のニュース