大商大 エース上田の執念3連投実らず「こんなはずでは…」“横綱”が痛恨勝ち点なし

[ 2023年4月24日 19:32 ]

関西六大学野球春季リーグ   大商大3-4京産大 ( 2023年4月24日    ほっともっと神戸 )

<大商大・京産大> 8回途中から登板した大商大・上田大河 (撮影・須田 麻祐子)
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 大商大は、決死の継投策が実らずに1点差の惜敗を喫し、今季初めて勝ち点を落とした。

 3―0の8回に暗転した。1点を失い、なおも2死満塁2ボールとなったところで、今秋ドラフト候補に挙がる上田大河(4年)が緊急登板。しかし、押し出し四球を与えると、続く打者に一塁強襲の2点二塁打を許して逆転された。

 「情けないです。昨日もピンチで打たれたので、今日は絶対に抑えようと思っていたけど…。勝ち越し点を許してしまい、チームの何の役にも立てていないな…と。チームに迷惑しかかけていない」

 今節は1回戦に先発して5回1/3、78球を投げて敗戦投手。2回戦は、2―0の8回無死一、二塁で登板し、同点2点打を献上していた。そして迎えた自身初の3連投。「初めての3連投だったけど、しんどいとかは言っていられない。自分が投げないといけない。だけど体がついてこず、“こんなはずではない…”と感じていた」と疲労を隠せなかった。

 2季連続優勝を果たしている“横綱”が痛恨の勝ち点なし。上田は「あと4試合全部勝ち切るしかない。とにかく負けないように。優勝して全国に行ければいい」と主将として懸命に前を向いた。

 ◇上田 大河(うえだ・たいが)2001年(平13)11月15日生まれ、大阪府大阪市出身の21歳。大商大高では1年春からベンチ入りし、2年秋から背番号1。大商大では1年秋からリーグ戦に登板。遠投120メートル、50メートル走6秒5。1メートル82、86キロ。右投げ右打ち。

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