大阪公立大が開幕8連勝で2季連続V 初の神宮切符にエース正中「待ち望んでいた舞台」

[ 2023年4月24日 12:36 ]

近畿学生野球連盟春季1部リーグ戦   大阪公立大11―1大阪観光大 ( 2023年4月24日    南港 )

<大阪公立大・大阪観光大>リーグ優勝して胴上げされる大阪公立大のエース・正中敦士(撮影・河合 洋介)
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 大阪公立大は24日、大阪観光大に11―1で6回コールド勝ちとし、開幕8連勝で春季リーグ優勝を果たした。昨秋に続く2季連続の優勝。同大学にとっては初の全国大会となる全日本大学野球選手権大会(6月5~11日)の出場権を手にした。

 勝負の一戦で打線が機能した。0―1の4回に4番・真銅龍平(4年)、5番・中西智哉(4年)の連続適時打で勝ち越しに成功。4―2の6回には打者一巡の猛攻を仕掛けて、一挙6安打7得点を奪った。

 大学統合後3季中2度目のリーグ制覇。昨秋に指揮官に就任した小林隼矢監督は「ホッとしました。長打も出たが、安打を一本ずつ1点ずつという意識がいい方向にいったと思います」と13安打を放った攻撃陣を称えた。

 リーグ優勝の立役者は、最速144キロのエース右腕・正中敦士(4年)。今春5戦5勝とチームをけん引した。この日に登板機会は訪れなかったものの、試合後にナインから胴上げされ、「最後は投げたかったですけど…。全国大会は、行ったことがなく待ち望んでいた舞台。自信を持って臨めるタイプではないが、やれることをしっかりとやりたいです」と決意を新たにした。

 ◇正中敦士(しょうなか・あつし)2000年(平12)8月17日生まれ、兵庫県加西市出身の22歳。北条小2年時に北条野球スポーツ少年団で野球を始める。北条中では軟式野球に所属し、1年冬から投手転向。小野では1年秋に背番号18でベンチ入りし、2年秋から背番号1。1年の浪人期間を経て、大阪市立大に進学。3年春にベストナイン、同年秋にMVPと最優秀投手を獲得。リーグ戦通算11勝。1メートル73、76キロ。右投げ右打ち。

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2023年4月24日のニュース