清原和博氏 投手転向の中日・根尾に期待「野手の心理分かる」 思い出に残る巨人・岡本和の三振

[ 2022年12月21日 20:38 ]

<中日・立浪監督、清原氏ラジオ出演>東海ラジオで共演し、笑顔で握手する立浪監督(左)と清原和博氏(撮影・椎名 航)
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 プロ野球の西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博氏(55)が、21日放送の東海ラジオ「立浪×清原 baseball session」に出演。PL学園の後輩で、「ミスタードラゴンズ」こと中日の立浪和義監督(53)と対談形式で本音トークを展開した。

 今季の収穫面を振り返る場面では、野手から投手に転向した根尾昂が話題になった。当初は外野で岡林との定位置争いし、京田の2軍再調整後は遊撃手に一時戻り、その後投手に転向する、かなり珍しいパターン。それでも立浪監督は「投げることの能力はずば抜けたものがありますので、投手の方が大成するのでは」との思いでコンバートに踏み切ったという。そのうえで「本人と結構、時間が掛ったのですが、徐々に話し合いながら。最後は本人が決断してくれた。色んなことを言われましたが、頑張っていますし、投手として成功してくれれば。もちろん手助けはしますが、最終的には本人の頑張り」と説明した。

 清原氏は、根尾の大阪桐蔭時代に甲子園大会を視察した経験があり「すごい身体能力で、すごいバッター」と振り返り、投手転向後に印象に残っている場面として「負け試合だったんですが、巨人戦の4番・岡本選手のところに出したんですよ。そしたら三振取って、ナゴヤドームのファンがめっちゃ喜んで帰って。あれはすごく印象に残っています」と、6月19日の対戦で、岡本和を空振り三振にしとめた場面を思い出した。さらに「やっぱり野手の心理も分かるでしょうし、悪いところばかりではない。自分が打者のときにどう攻められたら嫌なのか。それはすごい分かる。投球を組み立てるうえでプラス」と、今後の成長を期待した。

 立浪監督も根尾がストライク率が高いことに言及。「そこが一番すごい。何年も経験している投手でもなかなかストライクが入らない。ほぼ四球は出さなかった」と評価していた。

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