バーランダー「すごいチームの一部となるのが待ちきれない」メッツ入団会見

[ 2022年12月21日 03:50 ]

メッツ入団が決まったバーランダー(左)。中央は獲得に尽力したエプラーGM(撮影・杉浦 大介通信員)
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 今季世界一のアストロズからFAとなり、メッツと2年契約を結んだジャスティン・バーランダー投手(39)が20日(日本時間21日)、本拠地シティ・フィールドで入団会見に臨んだ。背番号はアストロズ、タイガース時代と同じ「35」。契約は2年総額8600万ドルと伝えられる。

 バーランダーは会見の壇上で、「すごいチームの一部となるのが待ちきれない」と喜びを語った。来年2月に40歳を迎えるバーランダーは今季リーグ最多の18勝、防御率1.75という好成績をマーク。2020年に右肘に受けたトミー・ジョン手術から復活し、自己3度目のサイ・ヤング賞を獲得してアストロズの世界一に大きく貢献した。

 FAになった今オフ、メッツ入りを決めた理由を問われると、大富豪のスティーブ・コーエン・オーナーの名前を挙げ、「スティーブはこのオーガニゼーションを優勝できるチームにするために必要なことをやろうとしている。私はそれを信じている」と述べた。

 メッツは今オフ、FAのエース右腕デグロムがレンジャーズに移籍したものの、その後にバーランダー、千賀滉大投手(29)、ホセ・キンタナ投手(33)を次々と獲得。特にマックス・シャーザー投手(38)とバーランダーというサイ・ヤング賞3度ずつの強力ベテランデュオは大きな注目を集めそうだ。

 即座の優勝争いへの重圧は厳しくなるが、バーランダーは「上質なチームには常にプレッシャーがのしかかるもの。そうではない方がいいというのか?私はそうは思わない」と笑顔だった。

 バーランダー、千賀らの獲得に尽力したエプラーGMは、「マックス、ジャスティンのような選手たちのそばにいたら、周囲の選手も自身の基準を引き上げずにはいられない。千賀が彼らから学びたがっているのは象徴的だ。クラブハウスはとてもエキサイティングな環境になるだろう」と強力投手陣の相乗効果に期待を寄せていた。

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