つば九郎 契約更改大トリへ超強気 目標“億超え” 三輪広報「茶番」もアシスト約束

[ 2022年12月21日 18:57 ]

ヤクルトの「つば九郎」
Photo By スポニチ

 ヤクルトの人気マスコット「つば九郎」が20日に放送されたラジオNIKKEI第1「小塚アナの褒めタイム!」(火曜前11・35)にゲスト出演。これから控える注目の契約更改交渉へ向け、年俸1億円という爆弾要求?を球団に叩きつけた。

 幅広い分野から頑張っている人をゲストに迎え、ゲストの仕事や努力にスポットを当て、褒めて応援する同番組。つば九郎は昨年12月に続いて番組最多3度目の出演で、元ヤクルト内野手の三輪正義広報(38)を伴って登場した。シーズン中と同じく専用スケッチブックに思ったことを自由に書き込む筆談スタイル。阪神とオリックスを応援している同局の小塚歩アナウンサー(43)から2年連続セ・リーグ優勝について改めて「お気持ちはいかがですか?」と聞かれると「ぶらぼー」と答えて時流に乗り、まずは“がさす”な対応を見せた。

 全般に渡って今年も楽しい筆談トークを繰り広げた、つば九郎。そして、すでに選手は全員完了したヤクルトの契約更改について小塚アナから「つば九郎さんはまだ?」と問われた時だった。

 毎年、大きな注目を集めているつば九郎の契約更改。だが、現役時代からトーク力に定評があり、つば九郎と大の仲良しでもある三輪広報から「ホントこんな茶番に付き合っていただいて本当にねぇ!」とツッコミが入るなか、まずは史上1羽目の2000試合出場をシーズン中に達成したことについて「まだまだつうかてん」とカッコ良く決めてみせた。そして、偉業を成し遂げて迎える契約更改について珍しく謙虚に「あがるかな?」としながらも「上がりますよ~!」と小塚アナに持ち上げられ、球団職員である三輪広報からも「上がりますよ!上がります、上がります!“つば九郎DAY”でどれだけ売り上げがあったと思うんですか?つば九郎。そこらへんをちょっとプッシュしていきましょうよ!」とさらに背中を押されると「おくごえ」(億超え)と一気に大きく出た。

 これには三輪広報もさすがに苦笑い。「今、いくらでしたっけ?」とすかさず今季年俸5万円のつば九郎にツッコミを入れた。それでも2000試合出場で名球会からマスコット初となる特別表彰を受け、贈られた名球会ブレザーの袖に手羽も通したつば九郎はまさかのFAを宣言した昨年に続いて今年も強気。三輪広報が「(年俸大幅アップの)材料いっぱいあるもん」とあおるなか「しゃちょうにいおう」と協力をお願いすると、三輪広報も「ご自分で言ってください、ちゃんとね」と軽~くいなしつつ、最後は「僕が言うんですか?もう分かりましたよ、言いますよ、僕もちゃんとじゃあ」とイヤそうな声で渋々了承していた。
 
 つば九郎は昨年12月12日に「つばくろう まふゆのだいぼうけんだ!!」として2012年以来9年ぶり2度目となるFAを宣言。球団を通じて「すこしかんがえるじかんをください」とコメントを発表して熟考期間に入り、野球界の枠を超えた各業界から争奪戦となった。だが、今年1月7日に記者会見を開き、残留を発表。「2万8000円+ヤクルト1000飲み放題」という2021年の年俸から「きゅうふきんよりほしい」と10万円への大幅アップを狙っていたが「5万円+ヤクルト1000飲み放題」に加えて「かつやくにおうじてくーぽんけんしきゅう」というオプションを提示され、あっさり陥落。契約を更改している。

続きを表示

この記事のフォト

2022年12月21日のニュース