阪神・岡田監督 ドラ1森下を電撃訪問「クリーンアップは一つ空いているんですよ」

[ 2022年10月21日 12:54 ]

阪神の岡田新監督(右)から指名あいさつを受ける中大・森下(撮影・平嶋 理子) 
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 指名から24時間も経たないうちに、阪神・岡田新監督がドラフト1位の中大・森下に指名挨拶をした。21日、東京都八王子市の中央大多摩キャンパスで右のパワーヒッターと対面すると、「どうもはじめまして。よろしく」と右手で握手した。

 高校通算57本塁打、大学通算9本塁打の実績が光るドラ1。指揮官としてみれば、右の長距離ヒッター獲得の念願が叶った形だ。右翼から左翼方向へ強く吹く「浜風」のため、「左打者不利」とされる甲子園の球場特性を踏まえながら「今、補強という意味では右バッターがすごく少ないんで。少ないというか、外野は1人かな、ほとんど。左バッターばっかりなんで。甲子園は右バッターの方がちょっと有利なんでね」と本塁打への期待をかけた。

 1メートル82、90キロの立派な体格。「もう少し小柄というか、そういう感じに思っていたんですけど」と想像以上にできあがった体を見て、さらに印象を良くした。「私は来シーズンから指揮を執る。そういう意味ではこのドラフトが最初の仕事になったんですけど、右の外野手で大きいのが打てる。守備にしても走力にしてもみんなAランクというかね、総合力を含めて」と評価はかなり高い。

 中大OBのDeNA牧を引き合いに出し、「強引さじゃなく、柔軟性のある打ち方をしているので、そういうのを森下選手にも期待している」と広角に打てる打撃に期待をかけた。そして「クリーンアップは一つ空いているんですよ。今でも。将来じゃなくてもいいですよ」と中軸候補に推す考えがあることを示した。

 前日のうちに、すでに来春のキャンプは1軍スタートを明言していた。この日、改めて「最初から戦力なんで、1軍の。キャンプから1軍で。周りの選手もいい選手がたくさんいるんですけど、十分ね、レギュラーポジションを取れるような、そういう位置にいけると思うんで、頑張ってもらいたい」とエールを送った。

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2022年10月21日のニュース