ダル歓喜!パドレスがタイ勝 PS史上初“投手VS野手”兄弟対決を兄が制し逆転勝ち

[ 2022年10月21日 02:30 ]

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦   パドレス8ー5フィリーズ ( 2022年10月19日    サンディエゴ )

フィリーズ戦の5回、勝ち越し打を喜ぶダルビッシュ(右から2人目)らパドレスナイン(共同)
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 パドレスがフィリーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦に逆転勝ちし、1勝1敗とした。ベンチで戦況を見守ったダルビッシュは会心の笑み。「今のいい気分で3試合目もいい形で入れたら4試合目につながる」。第1戦では7回3安打2失点と好投しながら敗戦投手となったが、勢いづいて敵地に乗り込むことができる。

 2―4の5回1死一塁。ノラ兄弟の対決から5得点の猛攻が始まった。相手先発で、弟の右腕アーロンが投じたシンカーを、3歳年上の兄で捕手のオースティンが右中間へ運んで一塁走者が生還。兄は「この大舞台での対戦は、めったにあることじゃない。楽しかった」。観戦に訪れた両親の複雑な表情がテレビ中継に映し出され、話題となった。ポストシーズンの兄弟対決は6度目で「投手VS野手」は初めてだった。

 ナ・リーグ優勝決定シリーズで第2戦を制したチームのワールドシリーズ進出確率は63・9%。中4日で23日(日本時間24日)の第5戦の先発が有力視されるダルビッシュは「みんなでリフレッシュして、フィラデルフィアで一からスタートしたい」と意気込んだ。

 《盤石リレーで逃げ切り》逆転した直後の6回から、昨季までソフトバンクでプレーしたマルティネス、同じく元阪神のスアレス、守護神ヘイダーと盤石のリレーで逃げ切った。2回無失点のマルティネスは「日本でもポストシーズンで投げ、(東京)五輪でも(米国代表で)投げたことが精神的な余裕と自信を与えてくれている」と胸を張った。ダルビッシュは「ニック(マルティネス)とかスアレスが出てくると凄く安心する」と話した。

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