広島・新井監督「ばっちしです。100点満点のドラフト」 高校生1、2位連続指名は5年ぶり

[ 2022年10月21日 05:05 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2022年10月20日 )

<2022年プロ野球ドラフト会議>ドラフト会議に臨む広島・新井貴浩監督(代表撮影)
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 広島・新井監督は初参加したドラフト会議を「ばっちしです。何年後かにカープの中心になってくれる投打の選手を…と思っていた。それに社会人の即戦力投手も。100点満点のドラフトだったと思います」と満足げに振り返った。

 1位では苫小牧中央・斉藤の一本釣りに成功。結果的に抽選に参加することはなく「クジを引いている姿を見たいと思っていた人もいたと思うけど、期待にそえなくて申し訳ない」と苦笑した。
 2位に指名したのは強打で鳴る利根商・内田だ。球団内では同じ右打ちの日本航空石川・内藤(オリックス2位)や佐伯鶴城・古川(西武2位)より評価が高く、将来の4番候補と期待する。高校生を1、2位で連続指名するのは実に5年ぶりとなった。

 3位以下では、課題である投手陣の補強に主眼を置いた。即戦力右腕として評価の高い東京ガス・益田と、地元の広陵高から大阪ガスに進んだ河野の指名に成功し、6位はトヨタ自動車の左腕・長谷部。中でも益田は力強い真っすぐと鋭いカットボールに定評があり、松田元(はじめ)オーナーをして「3位に残っていたのは幸運」と言わしめる逸材だ。

 「順位は関係ない。入ってからが勝負だから。もちろん、しっかり練習してもらう。それがカープの伝統。しっかり汗を流して、力をつけてもらいたい」

 新井監督はドラフト6位から猛練習で大打者にのし上がった自身の過去を重ね合わせながら、指名選手たちに期待感を込めて「ようこそ広島カープへ」と声を発した。

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2022年10月21日のニュース