工藤公康氏 達川氏怒らせて86年日本シリーズMVP? 第5戦サヨナラ打「内角に来る」と感じた理由は…

[ 2022年10月17日 19:49 ]

1986年日本シリーズ第5戦<西・広>延長12回裏、西武の2番手・工藤公康投手(左)がサヨナラ打を放ち伊原春樹コーチと抱き合って喜ぶ
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 昨季までソフトバンク監督を務めた工藤公康氏(59)が、15日放送のBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR,NO LIFE!」(土曜午後9時)に出演した。西武時代の1986年には広島との日本シリーズでMVPを受賞。第5戦では投手ながらにサヨナラ適時打を放ち、その場面で「内角に来ると感じた」広島・達川捕手とのやりとりについて明かした。

 番組では1986年の日本シリーズで西武・工藤がMVP獲得したことを紹介。特に広島との第5戦、逆転優勝の狼煙(のろし)となったサヨナラ適時打について、お笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明は「あれで流れ変えたの。そこからの4連勝で大逆転優勝。だからMVPですよ」と熱弁。工藤氏は「すごい詳しいですね」と感心しきりだった。

 続けて工藤氏は「その前に達川さんに死球を当てちゃったんですよ」とコメント。小木が「本当に当たったやつですか?」と質問すると、工藤氏は「はい。本当に当たったんです(笑)。すぐに帽子を取って謝ったんですけど、ちょうど達川さんに見られていなかったみたいで…一塁へ行ったら“お前何で帽子取って謝らないんだ”って言われたんですよ」と怒られたことを明かした。

 だが工藤氏は「僕はもう一回謝ってるし、皆も見ていたので」と2度目の謝罪はせずほっといていたら、達川氏は再び「お前次回ってきたらいくぞ!!」と大きな声で叫ばれ“謝らなかった”ことに怒り心頭だったという様子を伝えた。

 このエピソードに小木は「やっぱ凄いな当時のプロ野球って」とポツリ。工藤氏は「まさか(本当に)投手には来ないかなと思っていたら、(打席で)構えている時に後ろ(達川捕手)からただならぬ闘気を感じた。アレッ、これ内角に来るなと思ってバットを振ったら当たった」とサヨナラ適時打の場面を振り返り、笑いを誘った。

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