【阪神・藤浪 語る】メジャー挑戦容認「胸の高鳴りと少々の不安と」「温かく見守っていただけたら」

[ 2022年10月17日 15:02 ]

球団からポスティング申請を認められ会見する藤浪晋太郎(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 阪神・藤浪晋太郎投手(28)がポスティング・システム(入札制度)を利用してメジャーリーグに挑戦することが17日、正式に決まった。この日、球団が申請を容認した。

 藤浪との一問一答は次の通り。

 (自ら切り出して)「まず、容認してくださった球団に感謝したいですし、挑戦できるということで、胸の高鳴りと少々の不安と、いろいろあります」

 ――球団との話し合いで伝えた思いは
 「やっぱり“世界最高峰のところで勝負してみたいです”という思いを素直に伝えさせてもらいまして、それを球団が汲み取ってくださったという感じですかね」

 ――球団からの言葉は
 「本当に、最後、頑張ってこい、せっかくの人生なので勝負してこい、という話をしてもらいました」

 ――挑戦を決意した時期は
 「明確に、この時期、この日というのはないんですけど、ここ数年もそうですし、もちろん入団時から成績を残して…という気持ちはあったので。それが、ここ数年にかけて、より強くなってきたという感じでしょうか」

 ――海外FA権を取って、ということも考えたと思うが、なぜ今のタイミングか
 「本当にね、海外FA権を取って、自分の力で行くのが一番ベスト。タイガースで良い成績を残して、タイガースを優勝させて行くのが一番だったと思うんですけど、年齢的にも20代後半になってきますし、やっぱり30代前半、なかばになってくると、なかなか向こうに挑戦するというのも、簡単ではなくなってくるので、若いうちに、できれば挑戦できたらな、と思っていました」

 ――相談した人は
 「両親とかは、もちろん相談しましたし、いろんな親しい方々には、相談させてもらいました」

 ――以前から理想の投手はダルビッシュだった。影響もある
 「もちろんダルビッシュさんもそうですし、日本人選手の活躍を見て、ダルビッシュさんも前田健太さんも同級生の大谷も鈴木誠也もそうですし、そういう活躍を見て刺激になったのはもちろんあります」

 ――大谷とメジャーで再戦したい
 「はい。自分がメジャーリーグにいれば対戦する機会もあると思うので、楽しみというかできたらいいなと思っています」

 ――交渉で重視する点は
 「希望としては先発やりたいのでそういうところはありますけど、基本的にはあれこれはなくて。その立場の選手じゃないので。提示されたところでいい条件があれば、そこと交渉させてもらいたいなと思っています」

 ――ファンに
 「10年間でしたけど、長いようで短いようで、あまり後半の方は貢献できなかったですけど、せっかくの自分の人生、挑戦したいというところで。応援していただけたら、温かく見守っていただけたら、嬉しいなと思います」

続きを表示

2022年10月17日のニュース