【甲子園】明豊が初戦突破 川崎監督「追い越されなかったのが大きかった」 樹徳は30年ぶり勝利ならず

[ 2022年8月6日 15:29 ]

第104回全国高校野球選手権大会・1回戦   明豊7ー3樹徳 ( 2022年8月6日    甲子園 )

<第1日 第2試合 樹徳・明豊>6回途中に3番手で登板の明豊・森山 (撮影・奥 調)
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 明豊が樹徳を制し、初戦を突破した。

 
 初回、嶽下桃之介(3年)の適時二塁打などで3点を先制。5回に追いつかれたものの直後の6回表、1死二塁から牧野太一(3年)の適時三塁打で勝ち越しに成功した。8回にも3点を加え、突き放し、大分大会5戦で52得点と破壊力満点の打線が甲子園でも12安打7得点と威力を発揮した。

 投手陣も先発・野村颯太(3年)が5回3失点と試合をつくると、6回以降は坂本海斗(3年)、森山塁(2年)による継投策でリードを守り切った。

 明豊の川崎絢平監督は「0点で終わると思ってなかったので、あの場面で追い越されなかったのが大きかった」と5回に3点を許し、追いつかれたもののリードされず踏ん張った野村を労った。

 野村を先発に送り出した理由については「打たして取る投手なんですけど、変化球がキレますので、2周りぐらいであればなんとかと先に送った」と説明。3-3の6回は2死二、三塁で2番手・左腕・坂本から森山に継投し「(坂本は)打者のタイミングが合ってたので、厳しいかなと。球の強さがある森山で押し切りたいなと」と振り返った。

 次戦に向けて「どこが来ても強い学校ばかりなので、しっかり準備してしっかり修正して次の試合に臨みたいです」と語った。

 ノーシードで群馬大会を勝ち進んだ樹徳はエース・亀井颯玖(3年)が1人で投げ抜き、5回には打線も3点を奪って同点にしたが中盤に振り切られ、30年ぶりの甲子園勝利はならなかった。

 明豊は19年春に4強、昨春に準優勝と近年は甲子園常連校となっている。悲願の頂点へまずは初戦を突破した。

 

 

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