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阪神・藤浪 120日ぶり先発も「特別な感情はない」 開幕投手では12球団唯一の未勝利

[ 2022年8月6日 07:30 ]

<広・神>1軍に合流した藤浪(撮影・坂田 高浩)
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 阪神・藤浪晋太郎投手(28)が5日、マツダスタジアムで1軍に合流した。6日の広島戦で4月8日以来、約4カ月ぶりの1軍の先発登板を予定。今季初勝利で逆転優勝を狙う猛虎に勢いをもたらせるか。注目のマウンドだ。

 胸の高ぶりや緊張感は一切、感じられない。勝つこと、結果を出すことに執着する。藤浪は120日ぶりの先発マウンドに静かに闘志を燃やした。

 「久しぶりだからといって、特別な感情はない。やれることをやるだけです」

 登板前日はマツダスタジアムでショートダッシュなどで最終調整を完了した。直近の登板だったウエスタン・リーグの広島戦では4回3安打1失点。2軍では直球、カットボールに頼らない投球に注力し「いろんな球種をバランス良く使えているので、投球の幅は広がっている」と確かな手応えを口にした。

 今季はキャンプからの競争を勝ち抜いて開幕ローテーション入りし、コロナ感染で離脱した青柳に代わって2年連続の開幕投手も務めた。初登板こそ7回3失点ながら以降は2戦連続で5回持たずに降板。新型コロナ陽性判定を受けて4月13日には一時離脱を強いられた。5月31日に再昇格した際は中継ぎ要員。慣れないポジションで5試合連続無失点の結果を残しても、チーム事情で先発調整を要請され、6月13日に再び登録を外れた。

 「先発一本で勝負する」と不退転の決意で臨んだ節目のプロ10年目。今季の12球団の開幕投手では唯一の未勝利で、もどかしい日々を過ごす中、巡ってきたチャンスを逃すわけにはいかない。先発陣は4日の巨人戦で1回0/3、5失点で降格したウィルカーソン以外は盤石。右肘手術明けで登板間隔を空けている才木に加え、2軍では西純も控え、圧倒的な結果を残すしか道は開けてこない。

 「特別な意識を持つことなく、1イニングでも多く、1イニングでも長く投げられるように頑張りたい」。底力を見せる時がやってきた。 (遠藤 礼)

 【データ】藤浪は今季12球団の開幕投手で唯一の未勝利。現在、先発登板3度の8試合0勝1敗。阪神の開幕投手が8月に初勝利なら、01年の星野伸之が登板9試合目の8月12日、中日戦で初勝利して以来21年ぶり。星野は同年10試合で1勝2敗だった。仮に藤浪がシーズン未勝利に終われば、阪神の開幕投手では初のケースになる。

 【今季の阪神・藤浪】
 ▽3月25日 ヤクルト戦で2年連続の開幕投手を務める。7回を3失点で勝敗なし。
 ▽4月1日 巨人戦で3本塁打を浴びて4回6失点の負け投手。
 ▽同8日 広島戦で4回3失点で勝敗なし。制球難で開幕から3試合連続の初回失点。
 ▽同13日 新型コロナの陽性反応で登録外。
 ▽5月31日 配置転換で西武戦から救援として再登録。以降5試合で6回を無失点。
 ▽6月13日 先発調整のため登録外。
 ▽7月5日 広島戦の降雨中止で西勇のスライド登板が決まり、予定していた6日の1軍先発復帰予定が流れた。

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