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甲子園開会式前日に急転、主将だけ行進に 全員参加リハーサル後に球児たちに悲報

[ 2022年8月6日 04:02 ]

第104回全国高校野球選手権大会

甲子園球場で行われた開会式リハーサル(撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 第104回全国高校野球選手権大会の大会本部は5日、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、6日の開会式を各校の主将のみの参加で実施すると発表した。午前中には3年ぶりに選手が球場内を1周する従来の形の入場行進などでリハーサルを行ったが、複数の代表校が集団感染に見舞われている現状を踏まえて変更。縮小された開会式は、新たに集団感染と認定された県岐阜商など6校が欠席する。

 今夏も新型コロナウイルスに振り回されるのか…。午後6時前、大会本部は6日の開会式を感染拡大予防のため前年Vの智弁和歌山は主将と副将、その他のチームは主将のみの入場行進に変更すると発表。大半の球児にとって“悲報”だった。

 午前9時には聖地の芝生の上で、通常の形でリハーサルが行われていた。各代表校の全選手が一堂に会し、19年以来3年ぶりに場内を1周する従来の形式を確認。大会前のPCR検査で集団感染と判断され、3日の抽選会に参加しなかった浜田(島根)、帝京五(愛媛)、有田工(佐賀)、九州学院(熊本)の4校、さらにこの日の緊急対策本部の会議で集団感染と判断された県岐阜商と複数の体調不良者が出た九州国際大付(福岡)もリハーサルを欠席したが、参加球児は晴れ晴れとした表情で行進した。

 全日程を無事に消化するための苦渋の決断。入場行進は各校のプラカード担当者に続いて主将が場内を1周する形に改められた。大会本部は「突然の変更は非常に残念。甲子園まで勝ち進んだ選手が試合を行うために判断した」とした。

 今夏は試合日程変更や試合開始2時間前まで選手変更を可能とするなど感染者が出た場合の対応をガイドラインで定めており、抽選会を欠席した4校については初戦を最も遅い8日目にずらす措置が取られた。九州国際大付は11日の第6日第3試合の予定だが、県岐阜商は9日の第4日第4試合。初戦まで日数に余裕がない状況だ。

 コロナ下となった20年以降では同年の交流試合を除き春夏通じ4度目の甲子園大会。夏としては3年ぶりに入場制限を設けず一般客を入れる通常開催を目指すが、予断は許さない。BA・5株の猛威が全国で続く中、ウイルスという見えない敵とも相対していかなくてはならない、過酷な夏が幕を開ける。

 《昨夏は外野から本塁方向へ歩くのみ》コロナ下で行われた過去3度の甲子園大会の開会式は簡略化された形で行われてきた。昨年と今年の選抜では、初日に登場する6校の選手のみが行進し、他の26校の行進は事前に収録した映像がバックスクリーンで流された。昨夏は全49校が参加したが、球場を1周する入場行進ではなく、外野から本塁方向へ歩くだけだった。

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