【甲子園】国学院栃木は13安打10点で開幕戦勝利 次戦・智弁和歌山戦へ柄目監督「打ち勝てるように」

[ 2022年8月6日 13:25 ]

第104回全国高校野球選手権大会・1回戦   国学院栃木10ー3日大三島 ( 2022年8月6日    甲子園 )

<日大三島・国学院栃木>スタンドに駆け出す国学院栃木ナイン(撮影・藤山 由理)
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 国学院栃木は自慢の打線が爆発し、開幕戦を勝利。待望の夏初勝利をつかんだ。

 0-3の4回に敵失も絡めて3点を奪い追いつくと、5回1死一塁から主将の平井悠馬(3年)が左翼へ適時二塁打を放って勝ち越しに成功した。

 6回には打者10人の猛攻で一挙4得点を奪い、日大三島を突き放した。投げては2年生エース・盛永智也が3失点で完投した。

 日大三島は4失策と守備の乱れが響き、初戦で姿を消した。

 試合後、国学院栃木の柄目直人監督は「非常に選手たちをたくましく思います」と安堵の表情。「開幕ゲームを狙ってましたので、キャプテンが良いクジを引いてくれました。準備が万全にできてましたので、のびのびと選手達もできたと思います」と振り返った。 

 完投した盛永については同点に追いついた直後の5回無死満塁のピンチを無失点で切り抜けるなど「本当に彼の心の強さ、技術の高さを感じました。やはり、あそこ(5回)が非常にポイントになったと思います。あそこ0点で追加点を取れたと思います。
他の投手も準備できていたんですけど、本人が良い表情と投球を続けていましたので、みんなと話合いをしながら盛永続投でと判断しました」と称賛した。

 中盤から相手先発の攻略に成功した打線にも「目付を下げて変化球にしっかりと目を付いていけるように指示を出しました」とし、13安打10得点には「私が思ってるよりも出来過ぎです」と驚きつつも労った。

 国学院栃木は1985年の67回大会に出場も関東一に敗れ、初戦敗退。この勝利が同校にとって待望の夏初勝利となった。次戦は昨夏優勝の智弁和歌山と対戦する。次戦に向けて指揮官は「非常に良い相手ですので、打ち負けないように打ち勝てるようにしっかりと準備していきたいです」と意気込んだ。

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