ソフトバンク・柳田、球宴MVP弾「清宮フィーバーにあやかりました」ビッグボスポーズで歓喜

[ 2022年7月28日 04:45 ]

マイナビオールスターゲーム2022第2戦   全パ2―1全セ ( 2022年7月27日    松山 )

<全セ・全パ>6回、左越えにソロ本塁打を放ち、自身が打った清宮のバットを見せる柳田(右は清宮)(撮影・坂田 高浩)
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 「マイナビオールスターゲーム2022」の第2戦が27日、愛媛県の坊っちゃんスタジアムで開催され、ソフトバンクの柳田悠岐外野手(33)が決勝のソロホームランを放ち、MVPに輝いた。東浜巨投手(32)も4番手で1回を6球で3人斬り。ソフトバンク勢がオールスターで輝いた。

 「清宮バット」で全パ・柳田が14年以来、2度目MVPに輝いた。球宴で8年ぶりに放った本塁打は決勝弾。第1戦は自主トレをともにする愛弟子の清宮が受賞していた。師匠はお立ち台に上がると、「こんな日が来るなんて信じられない。清宮フィーバーにあやかりました。ありがとうございます」。前日の清宮に続き、「やったぜ!」とビッグボスポーズをまねて喜んだ。

 1―1の6回、手にしていたのは清宮のバット。全セ・阪神の岩崎が投じた初球、141キロの直球をフルスイング。高く舞い上がった打球は左翼ポール際への一発。全パを2連勝に導いた。「少し詰まったけど、清宮選手は素晴らしいバットを使っていらっしゃる」とギータ節で感謝した。

 劇的なストーリーは前日の試合前から始まっていた。本塁打競争初戦から清宮に投手役を頼み、決勝進出。この日の決勝では3―4の1本差でレアード(ロッテ)に敗れたが、「最高のパートナー」と称えた。本番ではきっちりと悔しさを晴らし、千両役者ぶりを発揮してみせた。

 タカの主将としては前半戦最終戦の24日オリックス戦で2打席連発を放ち、量産態勢に入りつつある。愛弟子は殻を破ったように活躍し、自身も刺激を受ける中で、29日からは西武との首位攻防戦に臨む。「混戦のパ・リーグを抜け出せるように。いいプレー、いい打撃ができるように準備していくだけ」。球宴の一発を弾みにしていく。(福井 亮太)

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2022年7月28日のニュース