巨人29、30日のDeNA戦も延期「試合続行不可能になるリスク」支配下でプレーできる内野手3人だけ

[ 2022年7月28日 20:02 ]

原監督
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 日本野球機構(NPB)と12球団は28日、オンラインで臨時実行委員会を開き、29、30日のDeNA―巨人戦(横浜)の延期を決定した。

 NPBの井原敦事務局長は「29日、30日の横浜で行われるDeNA―巨人の試合については延期とする」とした。また、巨人側から感染状況、チーム編成の可否についての説明があり、新型コロナウイルスの陽性者、ケガでの長期離脱選手を除くと、支配下で出場できる野手は10人(捕手2人、内野手3人、外野手5人)ということから「この状況でありますので、明日からの試合をした場合、試合中にケガなどが発生した場合、試合中に内野手がケガで離脱した場合、その時点で試合続行が不可能になるリスクがある」と延期の理由を説明した。

 また31日の試合については「明日の個人練習、その状況をもとに選手のコンディショニングを確認した上で、試合挙行の判断をギリギリまで見極めていく。1日でも、1試合でも試合挙行を続けるというところのギリギリの判断を探っていくというのが明日の判断」とした。

 巨人は19~25日に原監督、選手、スタッフ計77人が新型コロナウイルスの陽性判定を受け活動を停止した。29日のDeNA戦の予告先発は直江と発表していたが、メンバー編成が困難な状況は変わらず、臨時実行委員会で延期が決まった。

 チームは18~20日のヤクルト3連戦を最後に、コロナ禍に見舞われた。前半戦最後のカードの22~24日の中日戦(バンテリンドーム)は延期となっていた。症状の治まった選手は随時、練習を再開しているが、現在出場選手登録されている野手は7人だけ。この日のイースタン・リーグ、DeNA戦は育成から支配下になった勝俣や育成選手で臨んだが、育成選手が出場できない1軍戦は開催が困難という結論に至った。

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