【高校野球】公立対決の島根決勝は伝統校・浜田が18年ぶり甲子園決める

[ 2022年7月28日 13:09 ]

第104回全国高校野球選手権島根大会・決勝   浜田9―4飯南 ( 2022年7月28日    松江市営 )

 公立対決となった決勝を、浜田が制して、18年ぶり12回目の甲子園出場を決めた。浜田は初回に相手先発の立ち上がりを攻め、打者10人を送り、4点を先制して試合の主導権を握った。2回に飯南の反撃を許し、2点差に迫られたが、3回から2番手で登板した森井空翔(3年)が流れを引き戻す好リリーフを見せた。

 近鉄、楽天、日本ハムで監督を務めた梨田昌孝氏、ソフトバンクの左腕・和田毅らをプロに送り出した伝統校も、長いブランクをようやく埋めることができた。21年春に就任した家田康大監督は、前回出場の04年夏は主将だった。「私の経験はもう過去のこと。少しでも選手をサポートしていきたい。決して力のあるチームではないけど、コツコツ取り組んでくれた」と選手の成長を受け止めていた。

 初回の適時打に続いて、9回にはダメ押しの本塁打を放った岡海善主将(3年)は「仲間を信じてやってきて、本当に良かった」と笑顔を見せた。

◇浜田 甲子園への足跡◇
2回戦   6-3 情報科学
3回戦   4-1 出雲
準々決  11-10 益田東
準決勝   5-2 三刀屋
決勝 9―4 浜田

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2022年7月28日のニュース