【高校野球】県岐阜商はサヨナラ勝ちで2年連続V 鍛治舎監督は「大きな忘れ物がある」と聖地で必勝誓う

[ 2022年7月28日 13:00 ]

第104回全国高校野球選手権岐阜大会・決勝   県岐阜商-帝京大可児 ( 2022年7月28日    長良川 )

県岐阜商の鍛治舎巧監督
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 県岐阜商が帝京大可児を7-6で下し、2年連続30度目の夏の甲子園大会出場を決めた。8月6日開幕の第104回全国高校野球選手権大会(17日間、甲子園)に出場する。帝京大可児は春夏通じて初めての出場はならなかった。

 県岐阜商は2-1の8回に5点を許し2-6と逆転されたものの、その裏に4点を奪って同点。延長戦に入ると11回に8番・村瀬海斗が右翼席へサヨナラ本塁打を放ち、決めた。

 初の甲子園を目指した帝京大可児は延長戦で力尽き、ナインたちの目から涙が止まらなかった。

 鍛治舎巧監督は「すごい試合でしたですね、本当に」と興奮気味に振り返り「本当は8、9回に決めなきゃいけないけど、相手の気力もあった」と帝京大可児を称えた。

 ただ、2-6と逆転された直後にすぐさま追いつき「彼らは焦りも浮ついたところもなかった。立派。選手を褒めてあげたい」と自軍ナインの粘りの姿勢も忘れなかった。

 昨年は春夏ともに甲子園出場も春は市和歌山に、夏は明徳義塾にサヨナラ負け。それだけに「大きな忘れ物がある。岐阜県代表として最後の最後に勝利を勝ち取る野球をしたい」と聖地での必勝を誓った。

 30回目の出場は早稲田実(西東京)を抜き、全国単独4位の出場回数となった。春夏通算87勝。聖地に幾多の名勝負を刻んできた伝統校が、聖地で躍動する。

◇県岐阜商 甲子園への足跡◇
2回戦 10-0 本巣松陽
3回戦 8-7 東濃実
4回戦 10-2 岐阜総合学園
準々決 11-6 美濃加茂
準決勝 8-1 岐阜第一
決 勝 7-6 帝京大可児

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2022年7月28日のニュース