落合博満氏 交流戦MVPのヤクルト村上「力があるっていうことですよ」若き4番に期待すること

[ 2022年6月14日 17:30 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が14日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。ヤクルトの史上最高勝率での優勝で幕を閉じた交流戦で、最優秀選手賞(MVP)に輝いたヤクルトの若き4番・村上宗隆内野手(22)の今年のバッティングについて語った。

 全18試合に「4番・三塁」でフル出場。打線の軸として打率・351、6本塁打、13打点と堂々たる数字を残しヤクルトを18年以来4ぶり2度目の交流戦優勝に導いた村上について、落合氏は「好不調の度合いはあるにしても、まずまずの成績を残しているんじゃないですか」と評価。高津政権になってから連続4番先発出場記録が325試合となり歴代8位の落合氏に並んだことを伝え聞くと「お~、あっ、それはおめでとうございます」と笑顔でカメラに頭を下げた。続けて「4番を続けるというのは、チーム事情とかケガをしない限りはね、そこに居座れるバッターっていうのは力があるっていうことですよ」とレジェンドらしい言葉で22歳の力を称えた。

 そして村上に掛ける言葉を問われると「ケガをしないで頑張ってくださいとしか言いようがないですね。記録を伸ばすんであれば」とし、一番期待することとして「ホームラン王と打点王争いをしているんだから、それに勝つかどうかということじゃないですか」と昨年は巨人の岡本和真内野手(25)と分け合い、今年も抜きつ抜かれつの中、交流戦で抜け出した形(村上19発53打点、岡本和17発47打点=交流戦終了時)となったキングと打点王の2冠を勝ち取ることを挙げた。

 昨年からリーグ優勝、日本一、そして今年の交流戦ではパ・リーグ全球団に勝ち越す完全優勝を決めたヤクルト。村上の活躍が連覇にもつながるか聞かれた落合氏は「優勝とはまた別のもんだよね。ただひとり打ったからって勝てるもんでもないし、チーム力っていうもんが大前提なんで…そこはまた別ものとして考えた方がいいと思う」と必ずしも主砲の打撃成績がチーム成績に結びつくわけではないと持論を語った。

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