吉見一起氏 根尾の投手転向に「楽しみ」と期待も「やらなきゃいけない」と指摘した課題とは?

[ 2022年6月14日 10:46 ]

元中日の吉見一起氏
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 中日ドラゴンズでエースとして黄金期を支えた吉見一起氏(37)が14日、自身のYouTube「吉見一起 コントロールチャンネル」を更新。投手に転向した根尾昂選手について語った。

 根尾についてはリーグ戦再開後から投手登録にすることを立浪監督が明言。当面は1軍で中継ぎ起用し、投げない日は代打、代走、守備固めなど野手の控えとして待機するという。

 吉見氏は「まさかこの時期に投手になるとは思ってませんでした」と驚きつつも「過去2試合チームが負けている中で登板しましたけど2回無失点、素晴らしい内容でした」とここまでの根尾の登板内容を称賛した。

 その上で「ピッチャーに専念することで、まだまだやらなきゃいけないことがたくさんある」と課題を指摘。1つ目に「緩急」をあげ、吉見氏自身も緩い球がなかったことから苦労したと明かし「やはり先発をするのであれば、緩急は絶対必要だと思います」とした。

 さらに「一番気になるのは投手の体格にならなくてはいけない」と言及。「僕が見てきた投手、活躍した投手は多少ボテッとしています。体脂肪が多いというか、多いといっても14、15%ぐらいなんですけど多分、今、根尾選手は10%あるかないかだと思います。体脂肪がないとスタミナがないんですね。1年間投げ抜く体力がないんです」と投手の体になるべきとした。

 それでも吉見氏は「あれだけのボールを投げられる投手ですから、楽しみでしかない」と異例の挑戦にエールを送り「大変なこともあるかもしれませんが、根尾選手がドラゴンズを救って初勝利、初セーブ、初ホールド、そういうものをたくさん早いうちに達成していただいて、投手として成功する根尾昂選手を期待していきたい」と活躍を待ち望んだ。

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2022年6月14日のニュース