打てなくてもアストロズの捕手はマーティン・マルドナド、その理由は。

[ 2022年6月14日 09:28 ]

投手陣、コーチ陣からの信頼が厚いアストロズのマルドナド捕手(左)=AP
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 ア・リーグ西地区首位のアストロズは、捕手のポジションのOPS(出塁率+長打率)がリーグで2番目に悪い。レギュラー捕手のマルドナドが打率・153でOPSは・503だからだ。

 この夏のMLBのトレード市場で最大の目玉はカブスのコントレラス捕手。規定打席数に達している捕手ではOPS・900は断トツ1位で、2位のドジャースのスミスの・770に大差をつけている。コントレラスを補強すれば、完ぺきにフィットするように外部からは見えるが、チーム内ではそう考えてはいないそうだ。米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンサル記者が13日(日本時間14日)に報じている。

 アストロズの投手陣とコーチ陣はマルドナドの守備面でのリーダーシップ、ゲームプランの立て方、実戦でのリードの仕方などを敬愛しているのだという。彼がいるから、投手陣のここまでの防御率は3・03でリーグ2位。一方で、30球団中23位の248得点と打線が低迷しているのは、本来打つべきグリエルやブレグマンが打率2割2分台と低調だから。センターを守るマコーミック、シリの2人も低打率にあえいでいる。アストロズが37勝23敗でア・リーグ西地区を独走できているのは投手陣が良いから。投手たちに信頼されているマルドナドは代えられない。

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2022年6月14日のニュース