落合博満氏「嫌いだもん」 現役時代に苦戦した投手を告白

[ 2022年6月14日 18:19 ]

落合博満氏
Photo By スポニチ

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が、14日放送のCBCラジオ「ドラ魂キング」(月~金後4・00)に出演。現役時代について振り返った。

 この日は「落合博満と各球団のエース」をテーマに質問が続いた。落合氏は「各球団のエースと対戦する時、どんな気持ちで臨んでいたか」と尋ねられると「こいつを打たなかったら勝てないということだよ」ときっぱりと口にした。

 中でも阪急の山田久志氏との対戦は、山田氏が200勝を達成した試合で3本塁打を放つなど伝説となっている。通算成績は105打数32安打、打率・305、10本塁打と落合氏に分があるが「日本一の投手だから最初はまるっきり打てなかったんだよ」と当時を回想。実際に対戦2年目まで安打は打てなかった。

 山田氏について「全盛の頃は真っ直ぐは速かった」と語り「王さんに日本シリーズでサヨナラ本塁打を打たれたあの頃じゃないのかな」と1971年頃が山田氏の全盛期とした落合氏。自身との対戦が始まった1979年は「真っ直ぐのスピードは落ちていた」としながらも「なんせ下から投げてくる、それにはびっくりしたよ」とサブマリンに苦戦したという。

 また、西武のエース・東尾修氏に110打数26安打、打率・236、5本塁打と苦戦した落合氏。東尾氏について印象を聞かれると「嫌いだもん。頭ぶつけられてるから」と頭部死球の思い出を振り返った。

 東尾氏といえば、シュートを武器に内角攻めを得意にしていたが「まあぶつけられたら、それがまた来るんじゃないかということで体が逃げてしまう。よくあるパターンだね」と死球の残像が残ったとした。

 「ドラ魂キング」はラッキーウイークとして、17日まで毎日、落合氏のインタビューを放送する。

続きを表示

2022年6月14日のニュース