阪神・矢野監督「ヤギでいくのは当たり前」絶対的エース青柳に、“2度目”の開幕指名

[ 2022年6月14日 05:30 ]

阪神・青柳
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 2度目の“指名”にも迷いはなかった。オリックスとの「関西ダービー」に3連勝して交流戦2位フィニッシュした阪神・矢野監督は、リーグ戦再開初戦となる17日のDeNA(甲子園)に青柳を先発させることを明言した。

 「引き出し(の多さ)とか、実力というのが完全に上がっている。ヤギ(青柳)でいくのは当たり前だと思うし、そういう気持ちでアイツもいってくれると思う」

 リーグを代表する投手に成長した右腕は、交流戦でも圧倒的な投球を見せた。3試合の登板で全勝、防御率0・00と完璧な内容でチームの好成績に貢献。指揮官も「期待通りに働いてくれるということは監督としてはありがたい」と最敬礼だ。「投球を楽しめるというか、“こうやって抑えよう”というのが本人の手応えとしてあると思う。左(打者)を並べられようが、いろんなことをされても、“俺はこうできるよ”って」と目を細めた。

 昨季のリーグ最多勝、勝率1位の実績を受け、3月11日に開幕投手に指名。ただ、開幕直前の3月17日に新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことが判明し、無念の回避となった。エースを欠いたチームはリーグ新記録の開幕9連敗。あの悪夢を振り払うためにも、ペナントレースが再開する17日のマウンドを任せるのは青柳しかおらず、残りシーズンでのフル回転に期待した。

 13日には梅野とともに2カ月連続でセ・リーグの「月間最優秀バッテリー賞」に選出された青柳。早ければ18日にも今季初のAクラス入りを果たすチームを、防御率0・89の右腕がけん引する。(山添 晴治)

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2022年6月14日のニュース