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広島「8回の男」森浦独白!14戦連続無失点の要因はチェンジアップ「内角突けている」

[ 2022年6月14日 05:00 ]

抜群の安定感を誇る広島・森浦 
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 広島の若手選手が本紙に特別コラムを寄稿する「若ゴイ跳ねる。」。第4回は、森浦大輔投手(23)が担当した。現在14試合連続無失点、防御率0・69と抜群の安定感を誇る大卒2年目左腕。開幕2軍スタートから「8回の男」を奪うまでの成長の裏側を本紙に独白した。

 今季、ここまで順調に来られているのは、打者の右左に関係なく、しっかりと内角を突けていることが大きいと思います。そのカギの一つとなっているのが勝負球としても選択しているチェンジアップです。昨季までは左打者に対して外角中心の配球となっていたことで、右打者に比べて左の対戦成績の方が悪くなっていました。そこで今春からチェンジアップを左打者の内角にも使えるようにしようと意識的に取り組んできました。

 チェンジアップなどの球種は、抜ける可能性がある分だけ左打者の方が投げづらいんです。もちろん、その難しさは今も変わらないのですが、徐々に投げきれるようになってきたのは2軍での取り組みが関係していると思います。今季は開幕直前の3月下旬から約1カ月間を2軍で過ごしたのですが、ウエスタン・リーグでは左打者が出てくる場面で何度も登板させてもらいました。左の内角に数多くチェンジアップを使っていく中で、いいイメージをつかむことができましたし、その感覚を生かすことで直球も左の内角に投げ切れるようになりました。

 チェンジアップの精度も上がってきています。直球のときよりも強く腕を振ろうという意識で取り組んできたことが大きいのかもしれません。直球のときと同じ感覚で投げられれば打者も打ちづらいはず。実際に今季は、打者が泳がされたような打ち方になることも多いですし、いい腕の振り方ができているのではないかと感じています。

 リードした場面の8回など接戦を任せてもらえる機会も増えてきました。緊迫した展開でも昨季と比べて精神的に落ち着いた状態でマウンドに上がれていると思います。もちろん状況によっては、普段以上に緊張する試合もあります。とはいえ、多くの経験をさせてもらってきた中で、毎試合のように緊張していても、しんどいだけだな…と。ある程度は落ち着いて投げたいなと思って試合に入るようになりました。

 同期入団の栗林さんは、最も重圧のかかる抑えという立場で結果を残し続けていて、本当に凄いな…と改めて実感します。お手本になる投手ですし、よくアドバイスもしていただきます。何か一つ助言を挙げるとすると…。忘れましたね(笑い)。とにかく仲良しということです!

 今季から投げる割合が増えたチェンジアップとは対照的に、昨季まで多く投げていたスライダーは今年一度も使っていません。大学時代は大きく曲がっていて、勝負球の一つにもなっていました。ただ、リリースポイントが安定せずに曲がり方も悪くなり、昨季は打たれることも多くありました。いまはチェンジアップが勝負球としても使えていますし、カーブもある。またスライダーの感覚が上がってくるまで練習あるのみですね。

 自分の仕事は、どんな場面で起用されても、しっかりと無失点に抑えて帰ることだと思っています。再びセ・リーグとの戦いに戻りますが、今後も変わることなく任された試合をゼロに抑えるだけです。(広島東洋カープ投手)

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