阪神・平田2軍監督、高卒新人トリオの活躍にご満悦！花の中三トリオならぬ「虎の高三トリオやな」

教育リーグ   阪神4－1中日 （ 2022年3月11日    鳴尾浜 ）

＜教育リーグ阪神・中日＞8回から登板し笑顔を見せる森木（撮影・後藤　正志）
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　阪神2軍は教育リーグ・中日戦に4―1で勝利した。先発の村上は5回1安打無失点の好投を披露すれば、「4番・左翼」で初めて中軸に座ったドラフト4位の前川が3安打2打点と躍動。同7位の中川も途中出場で中前適時打を放ち、存在感を発揮した。同1位の森木もプロ初実戦のマウンドで最速152キロの直球を軸に1回無失点に抑えた。以下は、平田2軍監督の語録。

　▼ファームは久しぶりの実戦になった
　「（2月20日以来）約3週間ぶりかな。みんな集中してくれて、守りも、キャッチャーも2つ盗塁刺して、栄枝も刺したり、山本もファインプレーで。バントも決めてヤス（山本）はそういう自分の持ち味を続けてくれてる。素晴らしいよ。バントにヒットに、キャンプからずっと。ほんとそういうところは彼の評価」

　▼ドラ7・中川もいいプレーがあった
　「ブランクがあったのに大したもんだよ。森木もヒット1本打たれたけど落ち着いてるわな。コントロールもいいし、150キロ出てて、プロ相手に初登板というところでもうちょっと緊張感があると思ったけど、いつも通りや」

　▼次回登板の予定は?
　「いつか、まだ分からん。次は2イニング投げる可能性は高いね。初球真っすぐで入って、カーブも投げて中川と高校生バッテリーで。変化球も試してみたんだと思うよ。キャンプの終盤はボールがへばってきたかなっていう時はあったけど、またいいボールを引き出してるよ」

　▼ドラ5・岡留は苦しみながらも1回無失点
　「あー全然。なんちゅうかコース狙いすぎたな。逆によかったよ。最初にポンポンと打たれると課題が見つかるし。次は落ち着いて投げられると思う。球に力があるのは彼の特徴なんでね」

　▼先発では村上が5回無失点と好投
　「言うことないでしょ！1番のブライトに打たれたけど、あとは全く。（調子が）落ちてきたときは真っすぐが良くないですって聞いてたんで、その辺が良くなってきてる。コントロールもいいし、何も問題ない」

　▼開幕までにこの投球を続ければ1軍もまだ見えている
　「何が起こるかは分からない。ロースターが決まったわけじゃないから。まだ分からんよ、村上も」

　▼中野も実戦復帰で2打数1安打
　「中野は明日6イニングくらい。なんの問題もないね。徐々にね。明日6イニング、次はフルイニングか7か8か状態を見ていく」

　▼原口が練習は別メニュー。アクシデントがあったか
「（右足を指さして）ちょっと足がね。ハムストリングがね。重傷じゃない。様子を見てる段階だから」

　▼ドラ4・前川が4番で3安打2打点
　「何番打ちたいんやって聞いたら“4番打ちたいです”って言うから、ほな打つかっていって。期待通りや高校生3人は」

　▼前川は全部の方向に打ち分けていた
　「（1打席目は）ホームラン性のファウルを打った後にね。松葉は1軍のローテーションでも投げている投手だから、いい勉強になるなと言ったあとに食らいついていってるやん。そういうところは引っ張りだけではないんでね。センターに打った打球も見事だよ。打席でも貫禄があるやろ。（18歳に）見えないやろ」

　▼13日の新人お披露目のときにそのまま1軍の試合に出ることも
「いや、それは俺が決めることではないのでね。結果が森木にしても高校生3人トリオで。昔あったでしょ中三トリオって。桜田淳子、森昌子、山口百恵の花の中三トリオって。森木、前川、中川は虎の高三トリオやな（笑い）」