阪神新助っ投・ウィルカーソン 愛称は「フリーザー」、新天地で“最終形態”フリーザに変身だ

[ 2022年3月11日 05:30 ]

キャッチボールする阪神・ウィルカーソン
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 注目の阪神入団会見でウィルカーソンが自身の愛称を明かした。「(愛称は)フリーザー」。先発候補として新加入した新助っ人は、虎党にニックネームでの応援を熱望した。

 「ちょっと(投球)スタイルは変わりましたけど、(フリーザーと)呼んでいただけるのは光栄」

 大学時代に食品会社の冷凍部門で夜間労働しながら、メジャーへの道を模索していた異色の経歴を持つ右腕。その後、米独立リーグを経て念願の切符を勝ち取った。当時、相手打者を凍り付かせる投球を披露していたことからついた異名が「フリーザー」だった。メジャーでは通算14試合に登板して1勝1敗ながらドジャース3Aでプレーした昨季は8勝をマークするなど剛球も徐々に戻りつつある。

 10日は塁間の短い距離ながらキャッチボールではキレのあるボールを投じていた。最速152キロを誇るストレートに加えてカーブ、スライダー、チェンジアップ、カットボールなどの変化球も多彩に操る。「(球種は)どれも自信があるというか、それが自分の投球スタイル」と打たせて取る投球が身上だ。

 今年5月で33歳になる苦労人。「状態もよくてしっかり準備してきた」。期待の「フリーザー」から猛虎では人気アニメ「ドラゴンボール」の最強キャラクター・「フリーザ」へと変身を遂げる。(石崎 祥平)

 ◇アーロン・ウィルカーソン 1989年5月24日生まれ、米テキサス州出身の32歳。大学卒業後、独立リーグを経て14年にレッドソックスとマイナー契約。17年にブルワーズへ移籍し、同年メジャーデビュー。メジャー通算14試合で1勝1敗、防御率6・88。21年はドジャース3Aでプレー。1メートル91、95キロ。右投げ右打ち。

 ▽フリーザ 宇宙の帝王と恐れられる悪役で、自分の実力に絶対の自信を持つ。通常時で53万の戦闘力は変身するごとに上昇し、最終形態では1億2000万に達する。

 【ウィルカーソンに聞く】
 ――好きな日本の食べ物、挑戦したい食べ物は。
 「タコなんかは食べられると聞いたんですけど、ちょっと怖さもあるので、どうかなと思っているんです…。先ほど会見前のお昼ご飯の時に納豆を試しまして、うーん…っていう感じです」

 ――タイガースでプレーをしようと思った決め手は。
 「実は日本でプレーをしたいなという思いはここ何年ずっと思っていた。プレーする機会を与えてくださったことをタイガースに感謝したいと思います」

 ――甲子園球場の印象は。
 「最高です。ちょっと見とれてしまったというか、圧巻というか非常に大きくてきれいな球場。内野全体が土というのは慣れていない部分ですけど、雰囲気とかすばらしい球場だなと思った」

 ――「フリーザ」は人気アニメ・ドラゴンボールのキャラクター。海外でアニメや漫画を見ていた。
 「そんな漫画は見てないけどいろいろ挑戦したい。漫画だけじゃなくて、相撲、レスリング、桜とかいろいろ体験してみたいと思ってます」

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