MLB労使交渉が基本合意 3カ月のロックアウトに終止符 4・7開幕見込み 誠也ら契約交渉へ

[ 2022年3月11日 05:34 ]

ロブ・マンフレッド・コミッショナー(AP)
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 大リーグは10日(日本時間11日)、ニューヨークで機構(MLB)と選手会が労使交渉を行い、新労使協定を締結することで基本合意に達した。複数の米メディアが伝えた。交渉の主要議題はボーナスプール(年俸調停権取得前の選手が活躍に応じて得る金額の総額)、年俸総額(ぜいたく税基準額)、最低保障年俸、国際ドラフトの導入などだった。両サイドの承認後、正式発表となる。

 開幕は4月7日(同8日)になる見込み。機構は31日(同4月1日)の開幕延期と最初の2カード(5~7試合)の中止を発表したのに続き、交渉が難航した9日(同10日)にもさらに2カードの中止を発表し、開幕は14日(同15日)になるとみられたが、再延期は撤回となった模様だ。

 旧労使協定が昨年12月1日に失効して以来、3カ月間に及んだロックアウトに終止符が打たれ、今後は凍結されていた選手契約が可能となる。日本勢ではポスティングシステムでメジャー移籍を目指す広島・鈴木誠の交渉、マリナーズからFAの菊池の移籍交渉が再開される。

 また、今後は球団施設が利用可能となり、エンゼルス・大谷、パドレス・ダルビッシュ、レッドソックス・沢村、レッズ・秋山、ツインズ・前田、パイレーツ・筒香、レンジャーズ傘下3Aラウンドロック・有原も他のメジャー選手や招待選手とともにキャンプインに向け、調整の場をそれぞれのキャンプ地に移す見込みだ。

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2022年3月11日のニュース