広島の先発ローテは残り2枠 森、玉村、小林で争奪戦 佐々岡監督「よっぽどのことが無い限り」

[ 2022年3月1日 05:30 ]

佐々岡監督(後方)が見つめる中、ブルペンで投げる広島・森(撮影・奥 調)
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 広島は28日、沖縄キャンプを打ち上げた。佐々岡監督は開幕先発ローテーション6枠のうち、残る5、6番手の2枠を玉村、小林、ドラフト2位の森(三菱重工West)の3人で競わせる方針を明言した。

 「よっぽどのことが無い限りは、3人で競争と思っている。下には高橋昂もいるし、他の選手もいい報告があれば考えますが、今のところは…」

 高卒3年目の左腕・玉村は昨季17試合に先発して4勝7敗、防御率3・83と台頭し、さらなる飛躍が期待されている一人。高卒2年目の小林は昨年11月1日のシーズン最終戦のヤクルト戦に先発抜てきされて3回2/3を6失点(自責4)と精彩を欠いたものの、スケールの大きい期待の本格派右腕。1学年上の世代に当たるヤクルト・奥川やロッテ・佐々木朗、阪神・及川らの背中を追いかけている。2人は25日の紅白戦で投げ合い、玉村が3回1失点、小林は3回3失点と、すでに火花を散らしている関係だ。

 森は、対外試合デビューとなった22日DeNA戦で3回1失点。指揮官からも「球は素晴らしい。経験しながら、戦力になってほしい」と期待値は高い。次回はオープン戦デビューに臨む森は「先発ローテーションもかかっているので、しっかり強い球を投げたい」と意気込んでいた。

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