ソフトB・柳田 本塁打でチームメート圧倒する! 新主将として数字に強いこだわり「打撃みんなに勝つ」

[ 2022年3月1日 05:30 ]

<ソフトバンク>ティーを行うソフトバンク・柳田(撮影・中村 達也)
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 新主将は誰よりもアーチを描く――。ソフトバンクは28日、宮崎市での春季キャンプを打ち上げた。今季から主将を務める柳田悠岐外野手(33)は1月に新型コロナウイルス感染があったが、キャンプはけがなく4年ぶりに完走。今季初実戦となる2日の中日とのオープン戦(ペイペイドーム)を前に調整は順調で、公式戦での本塁打数でチームメートを圧倒すると決意を述べた。

 宮崎で最後のフリー打撃。柳田は39スイングで締めた。低い弾道ながらバックスクリーンまで届く一発を含めて11本の柵越え。「(調子は)まだまだと思ってますが、けがなくやれたのが一番ですしひと安心。いい練習ができて満足」と充実の表情だった。

 1月の自主トレ中に新型コロナウイルスに感染して筑後ファーム施設でのC組スタートだったが、10日からは宮崎のA組で個別メニューで調整した。近年のキャンプはけがなどで離脱し、リハビリ組で過ごす時間も多かったが、順調に調整を進めてきた。主将に就任して初キャンプで18年以来の“完走”。「キャプテンとしては)マジで何もしていないです。マジで」と笑うが、数字の方では強いこだわりを示した。

 本塁打数でチームメートには誰にも負けない。昨季まで先輩の松田から公式戦でのホームラン数の競争を挑まれて応じた。昨季の柳田は28本で、松田は14本と2年連続で上回ったが、今季は助っ人を含めて打撃面で圧倒する決意だ。

 「松田さんだけでなくて、みんなに勝てるように。打撃でみんなに勝てるように」

 22年型ボディーが本塁打の量産を予感させる。「例年よりもおでぶっす。おでぶ」と笑ったが、特に上半身の厚みが増している。打撃練習での飛距離にも表れており、藤本監督は「本人は“いい”と言っているからね。俺は普通にしか見えんけど」と順調ぶりに目を細めた。今後のオープン戦は2日の中日戦から出場し、守備にも就く予定でいる。

 新主将として挑む12年目のシーズン。「雰囲気もいいし、このままシーズンに順調にいけるように。あと(開幕まで)1カ月ないですけど、いい期間にしたい」。チームのまとめ役として、頼りになる主砲として覇権奪回の先頭に立つ。(井上 満夫)

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