阪神・藤浪 2年連続キャンプ投手MVP 自己採点は「80点、90点」制球力に改善の兆し

[ 2022年3月1日 05:30 ]

<阪神宜野座キャンプ>キャッチボールを終え、笑顔を見せる藤浪(撮影・坂田 高浩)
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 阪神の藤浪が2年連続で矢野監督が選ぶ投手のMVPに選ばれた。開幕先発ローテーション入りを示唆されるなど、指揮官から高い評価を得た1カ月を振り返り「バランス良く投げられ、結果としてアピールもできた。結果を評価していただいた点でも、いいキャンプと思う」と喜びの声を発した。自己採点は「80点、90点」だ。

 27日のヤクルト戦で2回1安打無失点の好投をした。150キロ台を連発して四死球はゼロ。フォームが安定し、課題の制球力に改善の兆しが見えている。

 気持ちよく投げられているからこそ、練習内容も変化した。昨年と比べてブルペン投球後に追加で投球練習をする回数が減り、「感触がよければ別に多く投げなくてもいいというか、技術的にしっかりしてくれば、自然と減っているのかなと思う」とうなずいた。

 もちろんローテ入りが目標ではなく、7年ぶりの2桁勝利などプロ10年目のシーズンにかかる期待は大きい。開幕までの残り約1カ月、「結果も内容も求めていきたい」と信頼を確かなものにする。(倉世古 洋平)

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