日本ハム・清宮「良い毎日を過ごせた」 勝負の5年目へ仕上がりに手応え 

[ 2022年3月1日 05:30 ]

<日本ハム キャンプ>内野ノックを受ける清宮(撮影・西川 祐介)
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 1カ月間の春季キャンプを打ち上げた日本ハム・清宮幸太郎内野手(22)は仕上がりに手応え十分だ。1月中旬に自主トレ先で新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたため2軍でスタートしたが、19日に1軍昇格。体重を維持し、新たな打撃フォームも完成しつつある。勝負の5年目へ、満点の自信を胸に北海道へ乗り込む。

 雲一つない名護の空のように、清宮の表情は晴れ渡っていた。最終日のフリー打撃では快音を連発。「結構(手応えを)感じています。実戦が入り、日々スイングをしている中でいろいろな変化、いろいろな微調整があり、良い毎日を過ごせたかな」と、充実感たっぷりに5年目のキャンプを振り返った。

 コロナ感染の影響はほぼなかったと言っていい。第1クールから別メニューながら打撃練習などに取り組むことができた。昨秋のキャンプで新庄監督から減量指令を受け、2カ月間で約10キロ落とした体重は、キャンプ中も増減約1キロとしっかりキープ。27日の広島とのオープン戦では一塁線を抜けそうな強烈な当たりを好捕し、「動きは良かったかなと思う」と切れのあるボディーに納得する。

 昨オフから改良してきた打撃フォームも完成に近づく。ボールとバットの接地時間を長くするため、極端に手首を返さない打ち方からスタート。インパクトの感覚を養うと、徐々に振り切るフォームに戻し「感覚的には最初の頃より全然いい」。広島戦は無安打ながらも、初回の中飛、3回の右飛は求めていた打球の角度だった。

 今季は同学年の選手たちが大卒ルーキーとしてプロ入り。久しぶりの対戦を喜ぶとともに刺激も受けている。昨季はプロ入り後初の1軍未出場に終わり、焦りもあるが「攻めの姿勢は忘れずにいきたい。攻めまくってアピールしまくって、レギュラーをつかみにいくしかない」。開幕スタメンへ、ギアを上げていく。(清藤 駿太)

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2022年3月1日のニュース