【キャンプ虎番ルポ】最終日まで「スリル」満点のメニューに若虎は心身ともにクタクタ…

[ 2022年3月1日 05:30 ]

<阪神キャンプ打ち上げ>スリルティー打撃を行う阪神・小幡(左)と熊谷(撮影・岩崎 哲也)
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 厳しい中に、楽しむ心があった――。キャンプ最終日の最後の追い込みでも、選手たちの表情が、その充実ぶりを物語っていた。

 打撃回りの時に突如として“あの曲”がグラウンド内にとどろいた。球場スピーカーから流れたのは布袋寅泰の「スリル」だ。井上ヘッドコーチが20年の春季キャンプで考案した練習で、曲が流れている間は連続ティー打撃を行うゲリラ的メニュー。今年は熊谷と小幡がターゲットになった。2人ともカゴ1箱、約200球を連打。打ち終えた小幡はその場に倒れ込み、熊谷はスタンドからの拍手に「拍手が少な~い」と笑いを誘った。

 1カ月間にわたったキャンプを完走した若虎は、心身ともにクタクタになったことだろう。すべてはシーズン最終盤で、虎党をワクワクさせるためだ。(阪神担当・長谷川 凡記)

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2022年3月1日のニュース