日本ハム・石井　4番起用に応え一発！新庄監督「打てる感じした」

練習試合   日本ハム2―6楽天 （ 2022年2月13日    金武 ）

＜楽・日＞4回1死一塁、2ランを放ち新庄監督に出迎えられる石井（撮影・高橋茂夫）
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　日本ハム・石井が4番起用に応えた。4回1死一塁、早大の後輩である楽天のドラフト6位・西垣のフォークを右翼席へ。「速い真っすぐを打ちにいって、反応で打てた。収穫かな」と手応え十分だった。

　直球に対して「バットが潜ってしまう」課題があった。新庄監督が同じ九州出身、同学年の縁もあり指導を打診していた元広島の前田智徳氏が11日に取材で来訪。石井が悩みをぶつけると「練習法として高めを上から大根切りのように振ってみたらどう？」と助言された。通算2119安打の前田氏の言葉に「そこまで極端にやるのか」と驚いたが「試合では力が入る。それだけ極端にやってちょうどいいぐらいと勉強になった」。当日の阪神戦では早速、二塁打を含む2安打。「ボールの見え方が違って、新しい感覚」が生まれ「こんなに力感なくても飛ぶのは初めて」と変化を実感した。

　通算12本塁打の4番の一発。新庄監督は「4番石井君どう？打てる感じしたんですよね。前田君が来る前はバットが潜ってファウルが多かった」と旧友の手助けに感謝した。（後藤　茂樹）