日本ハム・河野 先発で3回3安打1失点の粘投「大胆に攻めていけた」

[ 2022年2月14日 05:30 ]

練習試合   日本ハム2―6楽天 ( 2022年2月13日    金武 )

<楽天・日本ハム>日本ハム先発の河野(撮影・篠原岳夫)
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 日本ハムの3年目左腕・河野が13日、楽天との練習試合に先発し、3回3安打1失点と粘投を見せた。初回こそ3安打を許して1点を失うも、2回以降は無安打無四球。「全体的に自分の納得できる球も多くあったと思う」と手応えを口にした。

 新庄イズムを体現した。初回1死一、二塁で5番・安田を、3回2死では3番・渡辺佳をフルカウントから直球で空振り三振に斬った。ともに四死球を与えれば流れが変わる場面で「大胆に攻めていけた」。後続を切り、4回の一時勝ち越しを呼び込んだ。

 背景には指揮官の言葉があった。今キャンプで新庄監督は「四球を出すくらいなら場外本塁打を打たれろ」と投手陣に指示しており、河野は「フルカウントの場面でその言葉が浮かんできた」。打たれてもいい余裕ができたことで、無四球で試合をつくった。

 昨季は40試合に登板し、先発は11試合で3勝6敗。先発ローテーションに食い込むためにも、アピールはまだまだ必要だ。5日に札幌市内在住の一般女性との結婚を発表し、守るべき存在もできた左腕は「シーズンかけて制球力を意識して、2、3回の投球をベースに投げ続けられれば」と表情を引き締めた。(清藤 駿太)

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2022年2月14日のニュース