ヤクルト・奥川に古田臨時コーチ「15勝」太鼓判 初フリー打撃登板で手応え

[ 2022年2月14日 05:30 ]

フリー打撃に登板しオスナに投げ込む奥川(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 ヤクルト・奥川が今キャンプ初めてフリー打撃に登板。36球で安打性は5本だったが、完璧に捉えられた打球はなかった。

 「初めてにしては良かった。ひと通り球種を投げて感覚を確かめた。球速もまずまず出た」

 今季から調整を任された。打者への投球は昨年より10日早かった。オスナや同学年の長岡らを相手にスライダー、フォークも織り交ぜた。球種を宣言しての投球だったが、西浦からはこの日最速の148キロの直球で空振りを奪った。捕手の後方で見守った古田臨時コーチは「大事な試合で結果を残すのがエース。昨年のCS、日本シリーズで投げているわけだから、一ヤクルトファンとしてはエースだと思う。20~25試合投げれば、15勝する」と安心した様子でキャンプ指導の最終日を終えた。

 14日の休養日を終え、キャンプは後半に入る。「この時期にしか試すことは難しい。いろいろ試せることを試して、良い状態でシーズンに入っていきたい」。20歳の右腕には風格すら漂ってきた。(青森 正宣)

続きを表示

2022年2月14日のニュース