オリックス・宮内オーナーの「ラスト説教」、由伸&吉田正が呼応「とにかく勝つことが恩返し」

[ 2022年2月14日 05:30 ]

選手らを前に訓示を述べたオリックス・宮内オーナー(撮影・井垣 忠夫)
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 今季限りで退任するオリックスの宮内義彦オーナー(86)が13日、宮崎キャンプを視察に訪れ、「ラスト説教」で日本一を目指すチームを鼓舞した。

 最後のキャンプ視察は、あいにくの雨天。それでもブルペンで山本、宮城、山岡らに熱視線を送った後、全選手、首脳陣、スタッフを前に訓示。「昨年の優勝は過去のこと。バファローズの新しい歴史をつくってほしい」と激励し言葉を続けた。

 「頭一つ出るのは努力が必要。技術に加えて頭が大事。野球とはベースボール。塁球。一つでも塁を取るか取られるか。四球も安打も同じ。相手に塁をあげない。そういうところをよく考えてプレーし結果を出すように」

 自ら「説教でもないけど」と表現したように、その言葉はチーム愛が深いからこその厳しさを帯びた。そして「それ(オーナーとしての訓示)はきょうでおしまい」と笑った。

 熱い激励に投打の主力も呼応した。「とにかく勝つことが恩返し」と山本。吉田正は「コロナも落ち着いていたら、みんなで」とオーナーを優勝旅行に招待すべく意気込んだ。

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2022年2月14日のニュース