【キャンプ虎番ルポ】軽くて扱いやすい“マイ・トンボ” 沖縄でも神整備に余念なし

[ 2022年2月14日 05:30 ]

<阪神・宜野座キャンプ>サブグラウンドの整備はT字型トンボで行われる(左は佐藤輝)(撮影・成瀬 徹)
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 グラウンド整備で有名な阪神園芸は、道具のこだわりもプロフェッショナルだ。同社の甲子園施設部長・金沢健児さんが、職員はそれぞれが自作した“マイ・トンボ”を使っていると教えてくれた。

 素材はヒノキ。丈夫な材木ゆえ、添え木の必要がなく、文字通り「トンボ」の形のT字型をしている。添え木がない分、軽い。高校球児が手にした際に、「扱いやすい」と評判だったそうだ。数年たってガタがくれば、またトンカチして、好みに合ったものを作る。

 キャンプには、甲子園のものを持ち込んでいる。練習後だけでなく、ノックや打撃練習の合間に荒れた地面をサッとならし、足場をきれいにしている。

 12球団で本拠地の内野が全て土なのは、阪神だけ。年季の入ったマイ・トンボを持つ職人が、グラウンドを守っている。(阪神担当・倉世古洋平)

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2022年2月14日のニュース