巨人が大谷の元同僚右腕を獲得調査 メジャー通算46勝のシューメーカー 14年には16勝

[ 2022年2月5日 05:30 ]

巨人が獲得調査を行っているシューメーカー
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 巨人が新外国人としてメジャー通算46勝のマット・シューメーカー投手(35=前ジャイアンツ傘下マイナー)の獲得調査に乗り出すことが4日、分かった。エンゼルス時代の14年には16勝(4敗)を挙げ、勝率・800はリーグトップ。同年の日米野球で第1戦の先発も務めた右腕。18年は大谷の同僚としてプレーした。立派なひげがトレードマークで、150キロ前後の動く速球とチェンジアップを操る。球団は先発候補として調査を進める。

 2年ぶりのリーグ優勝へ、原監督は「底上げは必要だけど、新戦力を加えることが大事」と話していた。このオフはメジャー通算28勝のアンドリースと、同96本塁打のポランコ、米独立リーグで2年連続MVPのウォーカーの2外野手を獲得。山口寿一球団オーナーが「今年は戦力補強についてはFA選手は獲らずに、外国人選手の獲得と若手の底上げで戦力強化を図っていく方針」と語っていたように、実績ある助っ人補強を進めてきた。

 3位に終わった昨季、投手陣はリーグ4位の防御率3・63で、先発投手は補強ポイントだった。エース菅野、山口の経験豊富な両右腕に、昨季11勝の高橋、9勝の戸郷らがローテーション枠を争う中、メジャーで実績十分な助っ人が加われば、大きな底上げとなる。

 ◇マット・シューメーカー 1986年9月27日生まれ、ミシガン州ワイアンドット出身の35歳。東ミシガン大在学時にドラフト指名はなく、08年にエンゼルスと契約し、ルーキーリーグの傘下などでプレー。13年9月20日のマリナーズ戦でメジャーデビュー。ブルージェイズ、ツインズを経て、昨年8月にジャイアンツとマイナー契約し、同年11月にFAとなった。メジャー通算128試合で46勝41敗、防御率4.24。1メートル88、102キロ。右投げ右打ち。

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2022年2月5日のニュース