日本ハム “王者”の錦鯉に始球式オファー検討 新庄監督とボケの長谷川は同学年

[ 2022年2月5日 06:00 ]

錦鯉の長谷川雅紀(左)と渡辺隆
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 今季から新庄監督が采配を振るう札幌ドームに「こ~んに~ちは~!」の声が響くかもしれない。日本ハムが今季の札幌ドーム主催試合でM―1王者のお笑いコンビ「錦鯉」に始球式登板オファーを検討していることが4日、分かった。

 錦鯉は漫才師の日本一決定戦「M―1グランプリ2021」で第17代王者に輝き、史上最多6017組の頂点に立った。50歳で最年長王者となった長谷川雅紀の号泣する姿が感動を呼んだ。ツッコミの渡辺隆とコンビを組むボケの長谷川は札幌市出身。球団関係者は錦鯉へのオファーについて「優勝決定の瞬間、長谷川さんが流した涙に大きな感動をいただきました。“始球式はどうだろう?”といった声が球団内でも聞かれます。今後、検討していく可能性はあるでしょう」と前向きに話した。

 新庄監督と同学年の長谷川と43歳の渡辺の高齢コンビは、長い下積み時代を経てM―1王者に登りつめた。新庄監督も06年に日本ハムで現役引退後、一時インドネシア・バリ島での生活を経て現役復帰を目指して20年にトライアウトに参加。現役復帰はならなかったが、その後プロ野球の監督になるという夢をかなえたばかりだ。夢をかなえた3人が札幌ドームでの試合前に共演することになれば、抱腹絶倒の掛け合いが見られそうだ。

 昨季まで3年連続5位に沈み、今季は札幌ドーム最終年。新庄監督が春季キャンプで改革に乗り出しているチームがどこまで成長できるか。どん底からM―1王者に登りつめた錦鯉の始球式が実現すれば、浮上を狙うチームを勢いづけるきっかけとなりそうだ。

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2022年2月5日のニュース