早大野球部 新入生3選手が初練習 小沢「首位打者を獲れるような選手に」

[ 2022年2月5日 17:45 ]

健大高崎時代の小沢周平内野手
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 東京六大学野球の早大にアスリート選抜で入学する高崎健康福祉大高崎・小沢周平内野手、浦和学院・吉田瑞樹捕手、仙台育英・伊藤樹投手の3選手が5日、西東京市・東伏見の安部球場で初練習に臨んだ。

 高校通算52本塁打をマークした小沢は、一昨秋の早慶戦で今秋ドラフト候補の蛭間拓哉外野手が2戦連発を放ち逆転リーグVを飾った場面をネット中継で目撃。「自分もワセダのユニホームを着て観客を感動させたい」と入学を志したという。この日は「(慣れない)人工芝で一発目に転んでしまった」と苦笑いしつつ、シートノックやフリー打撃に参加。打撃練習では高校時代は寝かせていたヘッドを、立てて振り下ろすスイングで鋭い打球を連発していた。「金属バットの高校では本塁打数にこだわったけど、大学では首位打者を獲れるような選手になりたい」。木製バットでも内角球に詰まらないよう、スイングスピードを上げる練習の成果を見せていた。

 最速149キロの直球を武器に昨春センバツでも8強に進出した伊藤は、NPB通算117勝を挙げた小宮山悟監督(56)の元でプレーできる喜びを改めてかみしめていた。「プロの第一線で活躍されてきた方に直接教わるのはすごく大きなこと。1年春から投げられるチャンスがあるなら」と力を込めると「リーグ戦で結果を出す、勝てる投手が目標。タイトルは最優秀防御率と最多勝」と意欲を見せた。

 昨夏の甲子園初戦・日大山形戦ではチームは敗れたものの2本の三塁打を放つなど、攻守に存在感を発揮した吉田は「捕手としての視野の広さ、打者の反応は見てきたつもり。ゆくゆくは先輩方に肩を並べるくらいに成長して、チームを勝たせる捕手として、早大の全国制覇に貢献したい」と目を輝かせた。

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2022年2月5日のニュース