ソフトBドラ2正木 鶴岡一人以来83年ぶり新人2桁弾狙う 40歳までヘビのように長~い活躍も誓った

[ 2021年12月11日 05:30 ]

動物ふれあい体験で、ヘビのエイジ君を首に巻く正木(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンクが今秋ドラフトで指名した新人選手が10日、ペイペイドームで球団と契約を結んだ。同2位入団の慶大・正木智也外野手(22)は2リーグ制後球団初となるルーキーイヤーの2桁本塁打を目標に定め、息の長いプロ人生を送ると誓った。契約後には鷹、ヘビと触れ合うイベントにも参加。11日には、新入団選手発表が行われる。 

 正木は少年のように目を輝かせた。全長2メートル、寿命約20年以上のビルマニシキヘビを首に巻き、「怖さはあったのですが、やってみたらかわいかった」と笑顔。「大きいケガをせずに長く活躍するのは一つの目標。40歳くらいまでやりたい」とヘビのように長~いプロ人生を願った。

 プロの世界で生き抜くための自己管理は徹底している。現在、体重は90キロでベストに近い状態だという。「増やし過ぎてもケガにつながったりする。増やし過ぎないように筋肉をつけたい」と試行錯誤したトレーニングメニューに取り組んでいる。「ヘビーになり過ぎないように」と言うと照れくさそうに笑った。

 狙うは球団83年ぶりの快挙だ。正木は新人王や3冠王を目標に掲げてきたが、プロ1年目は「2桁本塁打」を目指すと設定。「まずは1軍に定着してスタメンで出ることが目標ですけど、1年目から2桁本塁打は一つの目標としてやりたい」と話した。ルーキーイヤーの2桁本塁打達成となれば、球団では1939年の鶴岡一人(南海)以来で2リーグ制後は初となる。89年の福岡移転後では井口資仁(現ロッテ監督)の8本が最高。小久保裕紀2軍監督、城島健司会長付特別アドバイザー、平成唯一の3冠王である松中信彦氏らレジェンドたちも届かなかった領域だ。

 “先輩”たちの活躍に刺激を受けた。今季は阪神・佐藤輝が24本塁打、DeNA・牧が22本塁打をマーク。大学日本代表の合宿でともに時間を過ごしたことがある正木は「一緒にやらせてもらったけど、その時から凄かった。その人たちに負けないように」と闘争心を燃やしていた。

 この日はヘビとの触れ合いだけでなく、鷹を使って獲物を狩る鷹匠(たかじょう)体験も行った。右の大砲候補は1年目からでっかい獲物を狙いにいく。(福井 亮太)

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2021年12月11日のニュース