教えて能見先生!阪神・坂本 今オフも合同自主トレ、オリ移籍の大先輩に「新天地での発見」聞きたい

[ 2021年12月11日 05:30 ]

自主トレをする坂本(右)とオリックス・能見(阪神球団提供)
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 今オフも能見センセイに学ぶ。阪神の坂本誠志郎捕手(28)が10日、来年1月もオリックス・能見篤史投手(42)と沖縄県内で合同自主トレを行うことを明かした。

 「これまではタイガースの中から見て、やっておられたと思うのですが、オリックスに行かれて違う発見もあったと思いますし、外から見たタイガースというものもある」

 今年1月に初参加。17年目のシーズンを新天地で迎えていた大ベテランから捕手の心得はもちろん、投手の考えなど多くを学ばせてもらった。「捕手としても打者としても、能見さんから僕のことがどう見えているのか、伝えていただけることがあればうれしいし、どんどん聞いていきたい」

 1年間、兼任コーチを務めてリーグ優勝に貢献し、日本シリーズに登板した能見にも、新たな経験が増えており、それを学ぼうという算段。さらに接戦を制したオリックスと、接戦で敗れた阪神…。新主将に就任してチームに何が足りていなかったのかも感じたい。

 「僕は新人の頃から能見さんと組ませていただく機会が多くて、よく首も振られました。なぜ振られたのか、シーズン中に気づくことがあって…。打者をすごく見て投げていて、能見さんのクールに見えて実は熱い(部分)。それが分かってきた気がしています」

 その時は理解できなかった配球やバッテリーの呼吸が、今なら分かるかもしれない。答え合わせをした結果が「正解」なら、成長を感じられるし、自信もつく。FA権を行使せずに残留した梅野との正妻バトルに勝つための、武器にもなる。(畑野 理之)

 《主将として“初仕事” 寄付金を贈呈》対外的な主将“初仕事”だ。坂本はこの日、阪神選手会を代表して兵庫県庁を訪れ、「ひょうご新型コロナウイルス対策支援基金」へ寄付金を贈呈し、感謝状を受け取った。甲子園で行われた6月18日巨人戦と7月6日ソフトバンク戦を「ヘルス・ケア・ヒーローズ・ゲーム」として開催。チャリティーオークションやグッズ販売などで得た収益金約900万円を荒木一聡副知事に手渡した。坂本は「寄付することが一番大事なんじゃなくて、医療従事者の方たちに伝わるのが大事」と感謝した。

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